楽天銀行カードは、楽天カードと楽天銀行のキャッシュカードが、1枚になったカードです。
財布の中を1枚減らせるので、地味に助かります。
小さいことですが、意外と効くのです。
私は、よく使うサービスは1つに寄せたほうが、結局いちばん効率がいいと考えています。
実際に条件を確かめてみると、楽天銀行カードはまさにその考え方に合う1枚でした。
楽天銀行をメインバンクにしているなら、検討する価値があります。
基本のスペックから見ていきます。
楽天銀行カードの基本
申し込めるのは、楽天銀行に口座を持っている人か、カード申し込みと同時に口座を開く人です。
どんな特徴があるのか、順番に見ていきます。
年会費はずっと無料。引き落としは楽天銀行のみ
楽天銀行カードは、年会費がずっと無料です。
ただし、引き落とし口座は楽天銀行の普通預金の口座に限られます。
家族カードの発行がない点も、覚えておいてください。
電子マネーも付帯しない、シンプルな1枚です。
国際ブランドはJCBのみ
楽天銀行カードで選べる国際ブランドは、JCBだけです。
選択肢は1つだけ。
JCBはアメリカン・エキスプレスと提携しているので、店舗によってはアメックス加盟店でもJCBブランドで決済できます。
海外旅行の傷害保険とカード盗難保険が付帯
年会費が無料のカードですが、海外旅行の傷害保険とカード盗難保険が付いています。
海外旅行の傷害保険は、病気やケガの治療費のほか、賠償責任や携行品の損害も対象です。
補償の内容や上限額は変わることがあるので、旅行前に公式サイトで確認しておくと安心です。
楽天銀行カードの「あんしん」機能
楽天銀行カードには、いくつかの安心機能が付いています。
地味ですが、頼りになります。
保険とは別に、日常の利用を守る仕組みです。
利用のたびに届くお知らせメールと、引き落とし前の通知
カードショッピングをすると、内容がメールで通知されます。
利用明細が届く前に内容を把握できるので、不正利用にも早く気づけます。
引き落とし日の1〜2日前には、預金残高が心配な人向けの通知メールも届く仕組みです。
支払いの遅れや残高不足を、事前に防ぎやすくなります。
商品未着あんしん制度とネット不正あんしん制度
楽天市場での決済で、商品未着や店舗と連絡が取れないトラブルが起きることもあるでしょう。
そんなときは、所定の調査のうえで請求を取り消してもらえる制度があります。
ただし、利用代金の請求明細書を受け取ってから60日以内の申請が条件です。
ネットショッピングでカード情報を盗まれた場合も、不正利用分を補償する制度が自動で付いています。
セキュリティ対策
楽天市場へのログインには、通常のIDとパスワードに加えて、合言葉認証やログイン制限などが用意されています。
口座側にも、振込限度額の設定やATM出金制限といった管理項目が用意されているのです。
細かい仕組みは、楽天カードのセキュリティのページでもう少し詳しく整理しています。
楽天銀行での引き落としで得られる3つの得
楽天銀行カードは、引き落とし口座を楽天銀行にしか指定できません。
一見、不便に思うかもしれません。
ただ、その分だけ楽天銀行を使うほど得になる設計です。
SPUでポイントの倍率が上がる
楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)では、楽天カード決済の利用でポイントの倍率が上がります。
楽天銀行カードも、この仲間に含まれる1枚です。
口座振替にすると、普通預金の金利が優遇される
毎月のカード利用分を楽天銀行の口座から引き落としにすると、翌月の普通預金の金利が優遇されます。
月1回、少額の買い物をするだけでも対象になるのがうれしいところです。
ハッピープログラムのエントリーでATM・振込手数料が優遇
楽天銀行の優待プログラム「ハッピープログラム」は、残高や取引件数に応じて5段階のステージに分かれています。
ステージが上がるほど、ATM手数料や他行への振込手数料の無料回数が増える仕組みです。
事前のエントリーが必要で、条件やステージごとの内容は変わることがあります。
最新の条件は、楽天銀行の公式サイトで確認してください。
楽天銀行カードと楽天カードのちがい
大きく違うのは、国際ブランド・付帯機能・引き落とし口座・家族カードの有無です。
数えると4点あります。
楽天カードは選べる国際ブランドが多く、家族カードも無料で発行できます。
一方、楽天銀行カードはJCBのみで、家族カードの発行もありません。
その代わり、楽天銀行のキャッシュカード機能がついてくるのが最大の違いです。
- キャッシュカード機能も欲しい
- 楽天銀行をメインバンクにしている
- 手持ちのカードは少ない方がいい
という人には楽天銀行カードが向いています。
メインバンクが楽天銀行ではない人は、選べるブランドの多い楽天カードのほうが選択肢が広がります。
楽天銀行カードでカードローンは使えない
銀行系のクレジットカードだと、そのままカードローンも使えそうな気がしますが、実は別物です。
名前は似ていても中身は別。
カードローンは、銀行や消費者金融が提供する個人向け融資で、専用のカードを使って借入と返済を繰り返します。
楽天銀行カードでお金を借りるとしたら、使えるのはキャッシング機能のほうです。
限度額や返済方法、金利はカードローンとキャッシングで異なり、時期によっても変わります。
まとまった額を低めの金利で借りたい人はカードローン向き、少額を早く借りて翌月にまとめて返したい人はキャッシング向きです。
どちらも借入なので、必要な範囲にとどめておくのが基本です。
具体的な金利や限度額は、申し込む前に公式サイトで確認してください。
迷ったら、最初の1枚は通常の楽天カードから
楽天銀行での取引がすでに多い人には、楽天銀行カードは向いています。
理由はシンプルです。
ポイントと金利、両方の優遇を同時に受けられるからです。
よく使うものに寄せると、意識しなくても効率が上がる。
私が実際に条件を並べて確かめた結果、これは楽天のサービスに限った話でもないと感じています。
ただし、楽天銀行カードは引き落とし口座が楽天銀行のみで、家族カードも発行できません。
楽天銀行をまだメインバンクにしていない人や、これから1枚目を選ぶ人もいます。
そういう人には、選べるブランドが多く家族カードも作れる通常の楽天カードのほうが、最初の1枚として選びやすいです。
楽天銀行カードは、通常の楽天カードを使いながら、楽天銀行の利用が増えてきたタイミングで検討すれば間に合います。
楽天カードの発行条件を公式で確認するページから、まずは通常の楽天カードの内容を見ておくのがおすすめです。
ほかの選択肢もあわせて比べておきたい人は、お金のハナシで扱っている他の選択肢もまとめて見ておいてください。
この記事の内容は2026年8月29日に確認しています。
金利・手数料・優待の条件は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の内容を確認してください。

