楽天カードの年会費は、一般カードなら無料です。
ですが、楽天カードにもいろいろあって、年会費がかかるものもあります。
楽天カードの種類は全部で8つあり、年会費無料4種、条件付き無料1種、有料3種、一部にのみ招待される特別なカード1種が存在し、それぞれ特徴を持っています。
年会費無料の楽天カードは普段使いに便利で、年会費が掛かるものは安全性がより高くなり、楽天カードの限度額の増加などの特典が付くようになります。
楽天カードは、どんな使いかたをするのかによって最適なものが変わるので、楽天カードの使い方としてどのような形を予定しているのかをよく考えて決めてください。
楽天カードの年会費の詳細について
楽天カードは楽天カード株式会社が発行する、ポイントカード機能つきのクレジットカードです。
楽天カードは年会費無料のものと有料のものがあり、限度額100万円までのカードは年会費無料で、限度額が200万円や300万円になると年会費が掛かります。
特徴は利用すると楽天市場での買い物や、マイルなどの外部ポイントに変換可能な「楽天ポイント」が付与されることで、「交通、流通、通信」を主な事業とする企業が発行する“3通系クレジットカード”の代表格といえるカードです。
- 楽天カードの年会費支払いはいつ?
年会費が必要な楽天カードは、契約月から2ヶ月後の27日に、登録した口座から年会費が引き落とされます。家族カードも有料の場合は同様ですが、年会費は月割計算されて口座から引き落とされます。
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Webでかんたん!楽天カードを作る方法
楽天カードの作成は、楽天カード公式サイトから行います。
申込書や郵送などでは受付られていません。
楽天カード公式サイトから、「カードを作る」を選んで作りたい楽天カードの申込みページに移動し、必要事項を入力して送信すると申込み完了です。
楽天IDを作ることになるので、IDとパスワードは忘れないようにしてください。
また、申込みが終わると審査状況の確認に必要な「カード申込み受付ID」が出るので、忘れずにメモをしておいてください。
- 楽天カードの審査はどのくらいかかる?
楽天カードの審査は、最短で数分、長くても一週間程度です。
楽天カード公式サイト右上部にある「カードお申し込み中の方」をクリックして、カード申し込み受付IDと生年月日、申込時に登録した電話番号を入力すると、現在の状態がわかります。
楽天カードの基本機能と付帯機能
楽天カードはクレジット機能として、一括、またはリボルビング払い(リボ払い)が選べ、リボルビング払いの場合は利用金額によって毎月の最小支払額が決まります。
支払回数は2~36回、実質年利は12.25%~15.0%で、2回払いには金利が発生しないので、2回の分割払いで支払える程度の金額や、ちょっと使いに有利なカードです。
また、楽天カードの国際ブランドは4種類から選べます。
したがって、楽天カードを作るときには楽天カードVISA、楽天カードMastercard、楽天カードJCB、楽天カードアメリカン・エキスプレス、の4つのラインナップから選べます。
もっとも、楽天カードの種類によっては選べないブランドもありますので申込ページでよく確認をして下さいね。
付帯機能は楽天カードのスマホ決済、楽天Edy、ETC機能で、楽天Edy機能を付ける場合は初回のみ手数料330円(税込)、ETC機能を付ける場合は年間550円(税込)の費用が必要です。
ETC機能は楽天カードのランク(=楽天PointClubのランク)がプラチナ、またはダイヤモンドなら、年会費が無料になります。
保険はカード盗難保険と海外旅行損害保険が基本で、盗難や海外旅行時のケガなどに対応します。
最上位のカードになると補償額と保証内容がより手厚くなり、補償範囲や補償金額が大きくなります。
利用分の支払日は利用月の翌月27日で、登録した銀行口座から引き落とされます。
残高不足などで引き落としが出来ない場合は、コンビニエンス用の振込用紙が送られてきますが、支払期日をすぎると振込用紙が使えないので、支払いができるまでは利用停止になる可能性があります。
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- 楽天カードの手数料について
- 家族カードは作れる?
楽天カードは一部のカードを除いて家族カードが作れますが、カードの種類によって無料、または1枚あたり年間550円(税込)で作れます。
- 楽天カードの限度額は?
限度額は100万円から300万円で、カードの年会費によって最大額が決まります。
実際の限度額は申込時に指定できますが、付与される金額は信用情報に左右されます。
- キャッシング(借り入れ)はできる?
楽天カードのキャッシングは限度枠を設定していれば利用できます。
利息はクレジットカードの最大金利である18%固定です。
楽天カードは使わなくなったら切り替えや解約は出来る?
楽天カードの解約や切り替えは、「楽天カードコンタクトセンター」に電話をすることでいつでも可能です。
ただし、解約や切り替えをするタイミングが年会費発生月を過ぎていると、年会費の支払いが必要です。
また、利用残高がある場合は、引き続き返済をする必要があります。
返済はリボ払いであれば、解約後もリボ払いのまま支払い可能です。
解約後はETCカードや家族カード、子カードの使用もできなくなるので、解約前に必要な準備を行ってください。
基本機能で十分な人に!年会費無料の楽天カード
2019年11月現在、発行されている楽天カードの中で年会費が永続無料のものは以下の4種類です。
- 普段使いならこれでOK!楽天カード(楽天PINKカード)
「楽天カード」といえばこのカードのことで、TVCMなどで宣伝されているものです。
楽天カードのデザインには数種類あり、用意されているものの中から選べるようになっています。
限度額は最大100万円で、国際ブランドはMastercard、AMERICANEXPRESS、VISA、JCBの4つから選べ、家族カードも年会費無料で作れます。
楽天PINKカードは女性向けのカードで、機能は全て楽天カードと同じです。
特徴はポイント還元で、利用すると楽天ポイントが利用金額の1%から3%もらえます。
- 楽天カードはどんな人に向いている?
- 低額の買い物をキャッシュレスにしたい時
- キャッシングが主な利用目的ではない人
- 楽天ポイントを活用したい人
- 楽天銀行がメインバンクの人におすすめ!楽天銀行カード
楽天銀行のキャッシュカードに楽天カードのクレジット機能を付けたものです。
契約には楽天銀行の口座を作る、または持っていることが必要になります。
特徴は楽天銀行の普通預金金利が2倍になる特典が付き、楽天カードが楽天銀行のキャッシュカードとしても使えることです。
基本機能は通常の楽天カードと同じで、限度額100万円、楽天ポイント還元率1%から3%、ETC機能追加可、選べるクレジットカードブランドも同じです。
- 楽天銀行カードはどんな人に向いている?
- 家族カードが不要な時
- 楽天銀行をメインとして使っている人
- 学生さんの最初の1枚に!楽天カードアカデミー
学生向けの楽天カードで、高校生以外の18歳から28歳までの学生のみ契約できるクレジットカードです。
選択できる国際ブランドはVISAとJCBの2種類で、通常の楽天カードよりも選択肢が少なくなっています。
ETC機能の追加はできますが、家族カードは作れません。
特徴は楽天ブックスや楽天トラベルの利用時に楽天ポイントの倍率が3倍から5倍になることです。
学生ではなくなった場合は自動的に楽天カードに切り替わります。
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- 楽天カードの学生カードについて
楽天カードアカデミーはどんな人に向いている?
- 18歳から28歳の大学生、または専門学校生
- スポーツが好きな人に!アルペングループ楽天カード
アルペングループ楽天カードは“提携カード”と言われるもので、総合スポーツメーカー「株式会社アルペン」が仲介して発行されるものです。
機能は楽天カードと同じですが、特徴としてアルペングループ利用時の割引や買取額アップ、スキー場やゴルフ場の割引などの特典が付いています。
国際ブランドはMastercard固定になりますが、楽天カードを持っていても作れて、家族カードの付帯も可能、年会費もかかりません。
- アルペングループ楽天カードはどんな人に向いている?
- GOLF5やSPORTS DEPOなどのアルペングループ店舗でよく買い物をする人
- ポイント両取りで超お得!楽天ANAマイレージクラブカード
提携カードの1つで、全日本空輸株式会社(全日空)で発行されているものです。
正確には年会費が550円(税込)必要ですが、入会初年度は年会費無料で、以降は年1回の利用で年会費が免除されます。
利用時に楽天ポイントとANAマイレージが貯まるので、ポイントの恩恵を受けやすい特徴があります。
楽天カードと同じ機能を持ち、家族カードとETCカードの作成も可能ですが。
選択できる国際ブランドがMastercard、VISA、JCBの3つになります。
- 楽天ANAマイレージクラブカードはどんな人に向いている?
- 全日空を使う機会が多い人
- ポイントで得をしたい人
限度額や特典が違う!年会費が掛かる楽天カード3種
楽天カードの中で、年会費が掛かるものは以下の3種類です。
- 限度額が欲しい人におすすめ!楽天ゴールドカード
年会費が2,200円(税込)、家族カード550円(税込)、ETCカード無料の楽天カードです。
基本機能は通常の楽天カードと同じですが、限度額が最大で200万円まで設定できます。
特徴は楽天ポイントの還元率が最大5倍、海外旅行中のサポート窓口が利用できる、国内空港と一部の海外空港にあるラウンジを年間2回まで利用できる特典が付いていることです。
海外旅行に行くことがあるのなら、旅行中のサポートがある楽天ゴールドカードがおすすめです。
- 楽天ゴールドカードはどんな人に向いている?
- 海外旅行に行くことがある人
- 楽天カードでは限度額が足りない人
- 楽天ポイントを効率よく貯めたい人
- 海外旅行が多い人におすすめ!楽天プレミアムカード
年会費11,000円(税込)、家族カード1人税込550円(税込)、ETCカード無料で、特典が満載されているカードです。
楽天プレミアムカードの上には「楽天ブラックカード」がありますが、楽天カード株式会社から招待を受けないと申し込めないため、事実上個人が申し込める楽天カードの中では最上位のクレジットカードです。
楽天ブラックカードを得るための足がかりになるカードでもあります。
最大限度額は300万円で、金利などは通常の楽天カードと同じですが、他の楽天カードとは特典の質と量が違うという特徴があります。
入会から1年間は、楽天市場で買い物をした時に送料分のポイントが付与される「楽天プレミアム」が無料で利用できます。
さらに優待コースが3つあり、「楽天市場コース」、「トラベルコース」、「エンタメコース」の中から1つを選んで、カードの使い方によってポイント付与を増やせるようになります。
海外旅行や国内旅行で飛行機を利用するのなら、空港ラウンジの利用に必要なプライオリティ・パスの最上位「プレステージ」が無料で発行さるので、国内外の空港ラウンジが無料で何度でも使えます。
海外、国内旅行時の保険やサポートサービスも手厚くなります。
カードに付与されている付帯保険の種類が増え、海外旅行傷害保険の最大補償額が5000万円に増額、国内旅行傷害保険も追加され、動産保険として最大300万円の保証が付き、海外旅行中のサポートの利用も可能です。
楽天ポイントの倍率も最大7倍に増え、誕生月にはさらに倍率があがります。
年会費は高めですが、海外旅行に行く人なら契約して損はないクレジットカードです。
- 楽天プレミアムカードはこんな人に向いています
- 海外旅行をより安全に楽しみたい人
- クレジットカードを最大限利用したい人
- 国内外の出張や旅行が多い人
事業主の仕事をサポートする!楽天ビジネスカード
楽天プレミアムカードの子カードとして発行される事業者向けのクレジットカードです。
年会費は2,200円(税込)で、楽天プレミアムカードの年会費とは別に必要です。
個人的な利用ではなく、法人や個人事業者が仕事で使うカードという立ち位置にあるもので、支払いを1本化して振込コストや精算負担の削減、経費の透明化を目的とするものです。
特徴は仕事での利用に特化していることで、申し込めるのは楽天プレミアムカードの利用者で会社登記上の代表権を持つ人、あるいは個人事業主に限られます。
子カードなので特典はなく、限度額が親カードの楽天プレミアムカードと合算になり、楽天ビジネスカードに紐付けされる請求先に法人名義の口座が指定可能です。
また、一部の提携企業が展開するサービスや商品を割引価格で購入できる、一定期間の間、無料で使えるようになる「Visaビジネスオファー」が利用できます。
ポイント機能もあり、買い物をすると最大5倍の楽天ポイントが還元されます。
楽天ビジネスカードはクレジットカードの国際ブランドがVISAに固定されますが、楽天プラチナカードの国際ブランドには影響しません。
家族カードは作れませんが、2枚目以降のETCカードが作れるようになります。
1枚目のETCカードは年会費無料ですが、2枚目以降は1枚につき550円(税込)が必要です。
- 楽天ビジネスカードはこんな人に向いています
- 会社経営、または個人事業主の仕事用
- 精算や経理の一本化と透明化をしたい時
- 業務用にETCカードが複数欲しいとき