イオンカードセレクトの多重申込みについての疑問を、本記事にて詳しく回答・説明をしていきます。
たぶん、このページにたどり着いたあなたは「イオンカードセレクトって多重申込みできるの?」「多重申込みしちゃったけど問題ないの?」を知りたいからだと思います。
なので、とりあえず先に大まかな結論を記載しますね。
- 多重申込みは可能か?・・・ 可能
- 多重申込みをしても問題ないか?・・・ 法的・規約的には問題はない
- 多重申込みをした場合でも審査は通るのか? ・・・ 不明だけど心象を良くすれば可能性はある
- 多重申込みをしたらブラックリストに載るのか? ・・・ 載らない(ただし信用情報には申込の事実が登録される)
ちなみにこれからお話することはイオンカードセレクトについてのお話ですが、ほかのクレジットカードでも同じようなことが言えますので、参考にしてみてくださいね。
それから、とりあえず今すぐ多重申込みをしたいという人は、最後の章を読むだけでOKですので、もくじから飛んでくださいね。
イオンカードセレクトの多重申込みができるかどうかを考える前に・・・
クレジットカードの審査について知っておく必要がある
イオンカードセレクトの多重申込みについてのお話をする前に「クレジットカードの審査」についてお話をさせてください。
というのも、多重申込ができるかどうかというのは、とどのつまり、多重申込みをしても審査に通るかどうか?という話だからです。
ネット上で見る審査の評価は確かなソースがあるわけではない
ネットでクレジットカードの審査について調べていると以下のようなお話をときどき見かけます。
- ◯◯のクレジットカード審査は甘いため誰でも承認される
- △△のクレジットカードはステータスカードのため審査が厳しい
と、審査のレベルを断定的に論じているケースが多いわけです。
実はこれ、執筆者が持っている何となくの感覚で甘い・厳しいの評価をつけているだけなので、信憑性が低い情報だと言わざるを得ません。
なぜなら、審査基準は絶対に表に出てこない情報だからです。
もし正確な審査基準がネット上に流れてしまった場合、ほかでカードを作れなかった人が大挙してそのカードを申し込み始めることが容易に予想されます。
実際、なんとしてでもカードを作りたい方って多いんです。
でも、そうなるとそのカード会社にとっては大きな損害につながりかねません。
これは大問題です。
したがって、このような情報は漏洩されないように管理が徹底されています。
となると、審査が甘い!厳しい!という情報が出て断言されている場合は、マユツバものの情報として受け止めなければなりません。
イオンカードセレクトはなぜ、審査が甘いと評価されているのか?
ちなみにイオンカードセレクトを含むイオンカードの審査は、割と広めに門戸を開いていると評価されています。
ネット上では多重申込みをしても承認されるケースがあるという情報をちらほら見つけることができます。
理由は、イオンのようなスーパーマーケット事業を生業とする企業のクレジットカードは審査が甘いという一般的なイメージがすでに世間にできあがっているからです。
他にもヤフーカードだったり、楽天カードだったり、ライフカードなども同じ理由で審査が甘いと言われています。
ではなぜ、審査が甘いというイメージが付いたのか?
これは多くの人が様々なクレジットカードを漠然と、大雑把に相対評価した結果だろうと思います。
例えば、年収300万円の人が、銀行系カードと信販系カードに申し込んだところ、信販系カードのみ承認されたという情報が流れたとします。
同じ条件なのに銀行系カードは審査に落ち、信販系カードの審査が承認されたとなれば、信販系カードの審査は甘いと判断されるわけですね。
雑な相対評価ではありますが、過去の情報の蓄積ではあるため、参考程度の情報にはなり得るのは事実です。
ということで・・・イオンカードセレクトが属するスーパーマーケット事業のクレジットカードは、多くの人のぼんやりとした相対評価の結果、比較的、審査が通りやすい部類というイメージができあがったわけです。
まあ、その程度のものですから、審査が甘い、厳しいについての世間の情報は、軽い参考程度の情報というスタンスで受け取るのがベストでしょう。
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- 楽天カード VS.イオンカード!どちらがお得?
審査を通すために出来ること
それでは、今回のような多重申込みの場合を含め、イオンカードセレクトの審査にできるだけ高い確率で通るようにするためにはどうすればよいのでしょう。
答えから言いましょう。
それはざっくり言えば、審査担当者から見た「心象をよくすること」です。
クレジットカードの審査を担当する人は、結局のところ「この人はクレジットカードを与えても問題なく支払いをしてくれるだろうかか?」ということを考えながら、一定の基準に従って判断しています。
具体的には、
- 働いていて収入があるのか?
- どれくらいの収入があるのか?
- 借金はどれくらいあるのか?
- 過去に支払いを滞らせたことはないか?
- どれくらいのクレジットカードを持っているのか?
などです。
いずれも「信用」を基礎づける基本的なことばかりですね。
そしてこれらは全て信用情報機関に登録されている情報であり、これらを審査のときに参照して判断しています。
ということは、これらの内容が良ければ、審査担当者の心象も良くなりますよね。
心象が良くなれば、審査も通るということです。
もうすこし掘り下げてみてみましょう。
たとえば、あなたが誰かにお金を貸すとして、その相手にこんな点があれば心象がよくなりませんか?
- 大手企業に努めている ・・・ 安定した収入が約束されるなら安定して返してくれそう
- 勤続年数が長い ・・・ 長く勤続しているなら、これからもそのようにするだろう
- 年収が多い ・・・ 年齢の平均年収以上ならしっかり返してくれそう
- クレジットカードを所有していて使用履歴がある ・・・ クレジットカードをこれまでも問題なく利用していることが推測される
- 借金がない ・・・ ほかに借り入れがないのだから、自分に対する借金は早く返せそう
ほら、やっぱり心象がいいでしょう。
このような状況であれば、クレジットカード会社としても断る理由は全くありません。
審査にはほぼ通ると言ってもよいでしょう。
多重申込みの場合の審査はどうか
多重申込みは審査担当者に「ん?」と思わせてしまうケースが多い
イオンカードセレクトに限らず、クレジットカードを多重申込みすると、審査時に「あれ?」と引っかかってしまいます。
審査する側としては、「この人は何枚ものクレジットカードを一度に申し込んでるけど、お金に困っているのかな?」と思ってしまうからです。
しかも、その内容がショッピング枠50万、キャッシング枠50万の申請が4、5枚もくれば、何か悪いことを企んでいるのではないのか?と勘ぐりたくもなります。
結果、クレジットカード会社側もリスクと捉えて “審査NG” とすることに繋がります。
つまり、ショッピング枠・キャッシング枠の申請した額が大きい多重申込みは心象が良いものではないということを理解ください。
多重申込み自体には問題はない
そもそもクレジットカードの多重申込み自体は何の問題もない行為です。
法的に禁じられているわけでもないですし、クレジットカード会社の規約で禁じているわけでもありません。
したがって、多重申込みをしたとしても、何か罰せられるわけではないため安心してください。
またクレジットカード会社が持つ・・・いわゆるブラックリストのようなものに載るわけでもありません。
繰り返しになりますが、あくまでも心象として気になる程度で多重申込み自体は大きな問題ではないのです。
なぜ、多重申込みが「問題」と認識されているのか?
多重申込みをした場合、以下のようなことが起きる可能性があります。
- 多重申込みをすると信用情報機関に複数の申込履歴が登録される
- 審査時に複数の申込履歴があるため「ん?」と思われてしまう
- リスクを嫌ったクレジットカード会社が審査結果をNGとする
- 審査落ちしたことが信用情報機関に登録される
- クレジットカード利用者は・・・審査落ちになったため、新たなクレジットカードを再度申し込む
- 信用情報機関に申込履歴が登録される
- 審査時に信用情報を参照したら、直近で複数のクレジットカード会社から審査NGとなっていることを知る
- 「この人は何か問題がある人なんだ・・・」と心象が悪くなり審査NGとなる
という流れが出来上がってしまい、負のスパイラルに入っていってしまうわけです。
結果、多重申込みは、このような大きなリスクがあるため、一般論として辞めておいた方がよいと言われているわけですね。
ちなみにですが、信用情報機関に「申込履歴」の情報が管理される期間は6ヶ月となります。
多重申込みをするお話をするときに「半年以上、期間を空けて申し込むとよい」という情報は、この信用情報機関の管理期間に起因しているものなのです。
多重申込みでも総量規制を知ればイオンカードセレクトの審査を通しやすくできる
総量規制も多重申込みに大きく関わってくるため、合わせて説明をしていきますね。
総量規制とは貸金業法に定められている法律で、年収の3分の1以上になる貸付を禁止するものです。
したがって、年収が300万円だった場合、100万円まで貸付が可能となります。
キャッシング枠も総量規制の対象となるため、年収の3分の1を超える申込みがあった場合は、必然的に審査落ちになってしまいます。
年収の3分の1を超える申込みがあれば審査落ちは必然
イオンカードセレクトを含めたクレジットカードの多重申込みをするときは、基本的にキャッシング枠は0円にすることが大切です。
1枚のクレジットカードに対してキャッシング枠を50万円として申し込めば、2枚で100万円となります。
既に借り入れがある場合は、あっという間に総量規制に引っかかってしまうことになり、審査落ちが待っているだけです。
どうしてもキャッシング枠も申込みをしたい場合は、10万円程度の控えめの数字を記入することを強くおすすめします。
クレジットカードの審査とキャッシングの審査
総量規制のお話になったため、合わせて伝えておきたい審査の基礎知識があります。
それが、キャッシング枠を審査する業者とクレジットカード発行を審査する業者が違うということです。
ちなみに、イオンカードのキャッシング枠を審査する業者は、イオンクレジットとオリックス・クレジットとなります。
したがって、クレジットカード発行のための審査が承認されたとしても、キャッシング枠でNGとなれば、審査落ちとなりクレジットカードは発行されません。
このような背景もあるため、多重申込みをする場合も含め、クレジットカードを発行するときは、まずはキャッシング枠を0円で申請をすることが賢い選択です。
そして審査が通ってクレジットカードが手元に来てから、別途、キャッシング枠の申請をするのが望ましいのです。
イオンカードセレクトの多重申込みで審査を通すためにできることはこれ!
ということで、イオンカードセレクトの多重申込みをする場合、審査を通すためにできる具体的なことを列挙しておきます。
ポイントは、リスクを減らし心象を良くすることで、以下のことに気をつければ審査落ちのリスクを軽減することができます。
- キャッシング枠は0円で申請(キャッシングサービスは未使用)
- ショッピング枠は10万円程度に抑えておく
- イオンカードセレクトを含めて多重申込みする枚数は5枚まで
- 可能な限り申込みする間隔を空ける
- 可能なら解約できるクレジットカードを先に解約しておく(クレジットカードの乗り換えだと考えてくれる)
といったところです。
キャッシング枠やショッピング枠は、クレジットカードが発行された後、どうにでもなるため、イオンカードの申込みをするタイミングではグッとガマンして抑えておくことがポイントです。
イオンカードセレクトはいま作れば、すぐに割引き&ポイントざんまい生活が始まる!
イオンカードセレクトをはじめとするイオンカードは、高校生をのぞく18歳以上で電話連絡がつく方なら、誰でも申込みができるクレジットカードです。
もちろんクレジットカードですから審査に落ちることもありますが、近い過去に何かしら信用上の大きな問題を起こした方でなければ審査を通せる確率はかなり高いです。
もっとも、以前にちょっとやらかしてしまって審査が心配な人でも、ためしに申し込んでみたら意外とすんなり発行できるかもしれません。
そういう話も実際はかなり多いですので、ためしてみるに越したことはありません。
なにか損するわけじゃありませんしね。
それから大切なことは、
- イオンカードセレクトならWAONチャージをするときにポイントを二重取りできるけど、引き落とし口座はイオン銀行だけ
- イオンカード(WAON一体型)ならポイントの二重取りはできないけど、どこの銀行からも引き落としができる
ってところですよ。
忘れないでくださいね。
最後に、イオンカードは
- まさかの5%オフでお買いものできる日(毎月20日、30日)があるし、
- どこでもポイントが2倍になる日(毎月10日)もあるし、
- さらに年会費は無料なので、
イオンでお買いものすることがあるなら、持ってないとかなり損なのは絶対に間違いありません。
ですから、今すぐ申込みをしておきましょう。
だって、一日でも早く申し込み、一日でも早く手に入れられたなら、その日のお買い物からどっさりとポイントをもらえるわけですからね。
せっかくスグにくれるって言ってるものをあえてもらわないなんて、あなた一人だけが損するってことじゃないですか?(笑)
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