資金繰り

事業を営んでいると、ほんの何週間~何ヶ月の間だけお金を借りる必要が生じることがあります。

例えば、

  • 来月末に取引先から大きな入金があるのに今月と来月の25日に来る給与の支払いのための資金が足りない
  • 700万円もの補助金を獲得できたのに、その補助金を振り込んでもらう要件になる先行投資をする資金がない

などのような場合です。

そのような場合にはたいてい時間がないので、いかに迅速に資金調達できるかが鍵です。

現に、今このページをお読みの方で、もう明日にでも入金してほしい、という方であれば、今から銀行に行って通常の融資を受けようと思ってもなかなか難しい場合が多いでしょう。

特に、すでに大きな借入をして返済中だったり、リスケしてもらっている場合だったり、また、銀行との取引が初めての場合などであれば、そもそも時間をかけても融資の審査が通らないことが多いはずですから、多少の利息がついても、初めから迅速に調達できる方法を検討したほうが良いでしょう。

ここではつなぎ融資を受けるのによく使われる、非常に使い勝手の良い方法を、大きく分けて4種類、記しておきますので、状況に応じて使ってみてください。

担保がある場合

不動産や売掛債権など担保として使えるものがある方は、利息を低く抑えることができる可能性があるので一度検討してみるべきです。

不動産担保ローン

不動産などの担保物件をお持ちの場合は、その不動産を担保に供してローンを受けると金利が安く済むのでおすすめです。

但し、抵当権設定のための登記費用や司法書士費用が別途必要ですので、金利が安くなることとの比較で決めると良いですね。

ファクタリング

また、未だ回収していない売掛債権がある場合はこの売掛債権を売却して資金調達することもできます。

売却できる債権にはいくつか要件がありますが、それを満たせば負債を増やさずに資金調達ができるので、とても優れた資金調達方法です。

こちらも債権譲渡登記が必要で、そのための登記費用や司法書士費用がかかりますので、手数料の低さと増えるコストを比較して選択するのが良いと思います。

ビジネクスト

担保がない場合

不動産や売掛債権がない場合は、それらなしに資金調達できる方法を考える必要があります。

ビジネスローン

まず、担保がない場合に最も手っ取り早いのは、いわゆる狭義のビジネスローンでしょう。

狭義のビジネスローンは担保不要、第三者保証人不要のものを指し、担保がある場合に比べて多少金利は高く付きますが、すばやい対応でとても使い勝手の良い金融商品です。

銀行やノンバンクからビジネスローン商品が出ていますが、人気のある代表的なものは以下のとおりです。

証書貸付型のビジネスローン

証書貸付型のビジネスローンとは、簡単に言えば一件ごとに金銭消費貸借契約を結び、一括して貸金を振り込んでもらい、その後、毎月定期的に返済をしてくタイプのローンです。

ローンと聞いて、最もイメージに近い形ではないでしょうか。

代表的な人気商品は以下のとおりです。

カードローン型のビジネスローン

カードローン型のビジネスローンも担保や第三者保証人が必要でない典型的なビジネスローンですが、証書貸付型と違い、信用枠だけ事前に得ておいて、その枠内で自由に借りたり返したりができる種類のビジネスローンです。

証書貸付型に比べて借入上限額は低めの場合がほとんどですが、コンビニATMで24時間借入ができるなど非常に機動的で使い勝手のよいローンであるため人気があります。普段から持っておくお守りとしては最高です。

ビジネスクレジットカードのキャッシング機能

また、すでにビジネスクレジットカードをお持ちの方であれば、それにキャッシング機能がついていないか確認してみてください。もしついているなら、カードローンと同じように使えます。ちょっとした金額であれば、うまく切り抜けられるのではないでしょうか。

法人クレジットカードもちょうど欲しかったし、キャッシング機能がついているならお守り代わりに作っておくかという方は、次のカードが非常に強力なメリットが多くついているビジネスクレジットカードの代表格でおすすめです。

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