「節約しよう」と思ったとき、多くの人がまず手を付けるのは食費です。ですが、食費を切り詰める節約は、毎日の我慢が必要な割に、効果が長続きしにくいという難点があります。
先に見直すべきは、一度手続きをすれば、その後は特に頑張らなくても効果が続く「固定費」です。この記事では、固定費を見直すときにどこから手を付ければよいか、優先順位の考え方を整理します。
固定費の見直しが節約の基本になる理由
固定費は、毎月ほぼ同じ金額が出ていく支出です。通信費・電気代・保険料・サブスクリプションなどが代表的な項目にあたります。食費や娯楽費のような変動費は、切り詰めるたびに意識と我慢が必要になりますが、固定費は一度見直せば、その効果が翌月以降も自動的に続きます。「頑張り続けなくていい節約」という点で、固定費の見直しは節約の土台になります。
固定費見直しの優先順位
固定費と一口に言っても、家計に占める割合や見直しやすさは項目によって異なります。一般的には、次の順番で確認していくと効率的です。
1. 通信費(スマホ代)
大手キャリアのままの料金プランを使い続けている場合、見直しによる効果が大きい項目です。近年は大手キャリアも、オンライン専用プランなど比較的安価な選択肢を用意しています。契約内容やデータ通信量の使い方を確認し、いまの使い方に合ったプランかどうかを見直してみましょう。
2. 電気代
2016年の電力自由化以降、契約する電力会社を切り替えられるようになりました。使用する電気の量や質は変わらないまま、契約先を変えるだけで電気代が下がる場合があります。切り替え手続きはオンラインで完結することが多く、工事も不要なケースがほとんどです。
3. 家計の見える化(家計簿アプリなど)
通信費・電気代のように「切り替えれば終わり」という性質のものではありませんが、家計簿アプリなどで支出を可視化しておくと、他にどんな固定費が積み重なっているか(サブスクリプション、使っていない保険、口座維持手数料など)に気づきやすくなります。見直しの土台として、まず現状を把握することも固定費対策の一部です。
固定費を見直すときの進め方
- 直近の請求書・明細を用意し、毎月いくら払っているかを確認する
- 契約内容(プラン・容量・オプション)が、いまの使い方に合っているか確認する
- 乗り換え・切り替えにかかる手間と、見込める節約額を比べる
- 優先順位の高いものから、1つずつ手続きする
一度に全部を見直そうとすると手間が大きく感じられますが、1つずつ順番に進めれば、それぞれの手続きは数十分〜1時間程度で終わることがほとんどです。まずは影響の大きい通信費・電気代から始めてみるとよいでしょう。
まとめ
固定費の見直しは、一度手続きをすれば効果が続く「頑張らなくていい節約」です。通信費・電気代を中心に、家計の状況を把握しながら、無理のない範囲で1つずつ進めていくことをおすすめします。
電気代の見直しについては契約している電力会社を見直す方法、通信費についてはスマホ代を見直す方法、家計の見える化については家計簿アプリで支出を可視化する方法もあわせてご覧ください。もっと幅広くお金の知識を整理したい方は、お金の基礎知識をまとめたページもご活用ください。
