固定費を見直そうと思っても、通信費・電気代・家計の見える化のどれから手をつけるかで止まります。
白状すると、私も最初は3つを同時に始めて、途中でぐちゃぐちゃになりました。
この記事では、3つの選択肢を比較しながら、始めやすさと効果の出方を整理します。
この3つを並べた理由は、はっきりしています。
毎月かならず出ていくお金のうち、使う量を減らさなくても手続きだけで金額が変わるものが、この3つだからです。
食費や交際費のように、我慢の量で決まるものは入れていません。
一度やれば、その後は何もしなくても効き続ける。
そこだけを集めた3つです。
並び順は、手続きの手間が小さい順です。
金額の大きさ順ではありません。
どれが最適かは、いまの契約内容や生活スタイルで変わります。
ここでの比較は一般的な傾向で、実際の効果はご自身の契約内容しだいです。
私自身、以前に電力会社とインターネット回線をまとめて切り替えました。
月々約2,000円ほど、支出が減っています。
「嫌だったら戻ればいい」という軽い気持ちで試しただけです。
この構えは、3つのどの選択肢にも当てはまります。
3つの選択肢の比較
| 見直し先 | 手続きの手間 | 効果が出るまで | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 通信費(スマホ) | 比較的小さい(オンライン完結が多い) | 翌月から | 大手キャリアの標準プランを見直したことがない人 |
| 電気代(電力会社の切り替え) | 小さい(工事不要・オンライン申込) | 切り替え後の請求から | 電力の自由化のあと、契約を見直していない人 |
| 家計の見える化(家計簿アプリ) | 初期設定にやや時間がかかる | 数か月かけて効果が積み上がる | 固定費以外にも見直しの余地がないか把握したい人 |
※本表は各社公式サイトで一般に公開されている情報をもとに、2026年8月13日時点で作成しました。プラン内容・料金体系は各社の判断で変更されます。申し込み前に各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
それぞれの選択肢を詳しく見る
通信費を見直す
大手キャリアの標準プランを使い続けている場合、見直しによる効果が大きい項目です。
データ通信量・オプション・端末代金の3点を確認するところから始めます。スマホ代の見直しについてはこちらで詳しく説明しています(出典:サービス公式サイト、確認日2026年8月13日)。
電気代を見直す
契約している電力会社を切り替えることで、使う電気の量や質を変えずに電気代を抑えられる場合があります。
ただし、時間帯によって単価が変わるプランもあります。
安くなるとは限りません。電力会社の切り替えについてはこちらで詳しく説明しています(出典:サービス公式サイト、確認日2026年8月13日)。
家計を見える化する
通信費・電気代のように「切り替えれば終わり」ではありません。
ですが、家計簿アプリで支出を可視化しておくと、他の見直しの余地にも気づきやすくなります。家計管理の道具の選び方では、手書きとアプリの向き不向きまで書きました。
始める前に確かめる、3つのこと
3つのどれを選ぶにしても、先に手元で確かめておくことがあります。
ひとつめは、いまの契約の縛りです。
解約金や違約金が残っていると、切り替えで浮く額をそのまま食われることがあります。
契約書か、各社のマイページで確認できます。
ふたつめは、セット割引です。
家族割やネットとのセット割を使っていると、1つ抜けた瞬間に残りの割引まで外れる場合があります。
1回線だけの金額で見ると、判断を間違えます。
みっつめは、いま払っている額です。
請求書かマイページで、直近1か月の金額を見ておいてください。
出発点を知らないまま比べても、効いたかどうかが分かりません。
この3つを見るのに、10分もかかりません。
先に見ておくと、あとで戻る手間がなくなります。
時間帯によって単価が変わるプランです。
使い方によっては今より下がらない場合があります。
申し込みには検針票などに書かれた供給地点番号が必要です。
対象は18歳以上の個人のみ。
迷ったらどうするか
3つとも取り組む必要はありません。
おすすめの順番は、手間が小さく効果がすぐ分かる通信費・電気代からです。
余裕が出てきたら、家計の見える化に取り組みます。
この順番が、多くの方にとって始めやすい形です。
効果が出るまでの時間差を知っておく
3つは、効き始めるタイミングが別々です。
ここを知らないと「やったのに変わらない」と感じて、途中でやめる羽目になります。
通信費は、切り替えた翌月の請求から変わります。
いちばん手応えが早い場所です。
電気代は、切り替え後の最初の検針を挟んでからになります。
申し込んだ月にすぐ下がるわけではありません。
家計の見える化は、数か月分の記録がたまってはじめて意味を持ちます。
最初の1か月は、何も見えなくて当たり前です。
だから、途中でやめない仕組みが要ります。
私の場合は、切り替えた月をカレンダーに書いておくだけで足りました。
向かない人・注意しておきたいこと
- 現在の契約に解約金・違約金が設定されている場合(切り替え費用が節約額を上回ることがある)
- 家族割引・セット割引を利用中の場合(見直しによって割引の対象から外れることがある)
- 3つを同時に進める時間が取れない場合(無理に一度にやらず、優先順位の高いものから始めても問題ありません)
3つを比べるときに、効きやすい順番
同じ3つでも、効きやすさは家庭の事情で入れ替わります。
大手キャリアの標準プランを何年も使っているなら、通信費が先です。
月々の差が出やすく、手続きもオンラインで終わります。
電力自由化のあと一度も契約を見直していないなら、電気代が先です。
工事が要らず、使う量も生活も変えずに済みます。
どちらもすでに手を付けているなら、残るのは見える化です。
効くまでに数か月かかりますが、次にどこを削ればいいかが自分で分かるようになります。
3つとも当てはまらないなら、いまのままで問題ありません。
見直さないという結論も、ちゃんとした結論です。
よくある疑問
Q. 3つとも同時に申し込んでも問題ありませんか
通信費・電気代・家計簿アプリはそれぞれ別のサービスであるため、同時に申し込んでも基本的に問題ありません。
ただし、一度に複数の手続きを進めると、確認すべき情報が増えて手違いが起きやすくなります。1つずつ順番に進めることをおすすめします。
Q. どれか1つだけ試すとしたら、何から始めるのがよいですか
手続きの手間が小さく、翌月から効果が分かりやすいという点では、通信費・電気代の見直しから始める方が多いようです。
ただし、いまの契約内容で効果の出方は変わります。
まずはご自身の請求内容を確認してみてください。
比較する際に注意したいこと
本記事の比較表は、各社の公式サイトで一般に公開されている情報をもとに作りました。
あくまで一般的な傾向で、個別の契約内容による違いまでは反映していません。
申し込む前に、各社の公式サイトで最新の料金プラン・条件をご確認ください。
「向いている人」の欄はあくまで目安であり、該当しない場合でも、内容を確認したうえで選んでいただいて問題ありません。
どれから始めても、順番は自分で決められます
固定費の見直しは、通信費・電気代・家計の見える化のいずれから始めても構いません。
それぞれの手間と効果の出方を踏まえ、自分が続けやすいものから着手してみましょう。
この記事を書いた人
この記事は、しばおが書いています。
人材を紹介する会社の経営と、大手メーカーでのマーケティング業務を経験しました。
自分自身の家計でも、固定費の見直しを実際に試しています。
ファイナンシャルプランナーや税理士などの資格は保有していません。実際に試した経験と、自分で確かめられる範囲の事実だけをもとに書いています。運営者について詳しくは運営者情報のページをご覧ください。
お金まわりの見直しをまとめて進めたい方はお金のハナシのつかえるまとめもどうぞ。
時間帯によって単価が変わるプランです。
使い方によっては今より下がらない場合があります。
申し込みには検針票などに書かれた供給地点番号が必要です。
対象は18歳以上の個人のみ。

