JCB EITを検討する前に
「EIghT」は8つの意味だと知り、身構えて中身を確認しに行った。
蓋を開けてみれば、年会費無料やポイント2倍といった条件を律儀に8個並べただけの、まじめなカードだった。
JCB EIT(エイト)は、JCBのリボ払い専用カードです。
長く支持されてきた1枚ですが、新規募集はすでに終了しています。
いまJCBのリボ専用カードを持ちたい人が選べるのは、後継のJCB CARD Rです。
私は「古いものはさっさと一回、検討し直してみる」のを大事にしています。
古いものは、古い時代の技術で成り立っている。
私はそう思っているので、戻せる話ならまず変えてみたほうが早いと考えています。
カードもこれと同じで、EITを検討していた人が知りたかった答えは、実はもうJCB CARD Rに用意されています。
そういうわけで、以下は「それでもEITという名前の中身が気になる」という方向けの記録です。
JCB CARD Rの内容を先に知りたい方は、上のリンクからどうぞ。
JCB EITって?
JCB EITは、JCBが出していたリボ払い専用のクレジットカードです。
8つ(EIghT)の特典があることが名前の由来でした。
とくに10代・20代の若い方やアルバイト・フリーター・パートの方、主婦の方にとって使いやすい設計でした。
月々のカード代金の支払いが大きくブレないほうがありがたい人に向いていたためです。
リボ払いの仕組み
そもそもリボ払いとは、毎月の支払い額を一定の金額に固定する支払い方法です。
毎月の支払い額を「3万円」と決めておきます。
その月に4万円使っても5万円使っても、支払いは一か月あたり3万円のままです。
使った分の残りは、翌月以降に持ち越されます。
家計が厳しい月もあるはずです。
そんなときは、月初めに支払い額を「2万円」や「1万円」に変更することもできます。
もちろん使った分は、いずれ払わなければなりません。
払い残りがなくなるまでは、同じペースで支払いが続きます。
個々の商品を分割払いで買うときは、回数によって毎月の支払い額が変わります。
リボ払いはそうではありません。
たとえば、10万円の商品を2回払いで買うと翌月から2か月間は5万円の支払いが発生します。
リボ払いなら、そのときの払い残りに10万円が加わるだけで、毎月の返済額は変わりません。
収入があまり多くない、または不安定な場合は、毎月の支払いを一定に抑えたいものです。
そうした生活を守りたいニーズに合っていた仕組みでした。
また、リボ専用カードを持つことで、現金払いだけのときにはやりにくかったネットでの購入やカード利用によるポイント還元も使えるようになります。
EITにあった主な特典
EITはリボ払い専用というだけでなく、次のような特典が用意されていました。
1 年会費無料
年会費はかかりません。
カードを持つこと自体にコストはかかりませんでした。
2 ポイントが2倍つく
クレジットカードの還元率は、年間の利用額に対してどれだけ戻ってくるかで効いてきます。
たとえば、年間100万円を使う場合は還元率0.5%なら年5,000円分です。
1%なら年10,000円分の差になります。
JCB一般カードの還元率は原則0.5%〜(利用店舗による)でした。
EITは1%〜(利用店舗による)に設定されていました。
0.5%はJCBに限らずクレジットカードの標準的な水準です。
つまり、EITの利用者は標準の2倍のポイントを得られる計算でした。
3 海外旅行の傷害保険が自動付帯、最高2,000万円まで補償
海外旅行中の病気やケガも、カードを持っているだけで補償対象になります(自動付帯)。
旅行代金をEITで支払っている必要はありません。
海外では、ちょっとした通院や搬送だけで高額な請求になることも珍しくありません。
この自動付帯は安心材料になります。
4 ショッピングガード保険(国内・国外)で年間最高100万円まで補償
EITで購入した商品が、購入日から90日以内に偶然壊れたり盗まれたりした場合。
1万円の自己負担で残りが補償される仕組みでした。
5 初回リボ手数料が無料
大きな買い物を各月の初回に持ってくることで、手数料を抑えられました。
6 不正利用時の請求取り消し
身に覚えのない請求があった場合は、JCBへ連絡すれば請求を取り消してもらえます。
そうした保護体制も備えていました。
7 WEB明細への一本化
郵送での明細発送をやめ、WEB明細だけに一本化できる仕組みもありました。
紙の明細が残らない分、個人情報の管理という点でもメリットがあります。
ここだけ注意
便利な一方で、リボ払いには手数料という負担もあるのです。
手数料は毎月の残額全体にかかります。
残額をふくらませすぎないようにする意識は必要でした。
各月初回の手数料無料の特典をうまく使うのがコツです。
いま検討するなら
EITは2019年4月をもって新規募集が終了しています。
いまから申し込むことはできません。
同じくリボ払い専用で、より高いポイント還元を掲げて登場したのが後継カードのJCB CARD Rです。
EITの特徴が気になった方は、そちらの条件を確認してみてください。
年会費や還元率などの最新条件は、申し込み前にJCB公式サイトで確認することをおすすめします。
私は基本的に、支払いをできるだけ1枚に寄せる派です。
カードを選ぶとき、私が最初に見るのは還元率よりも「自分がよく使う場所で強いか」です。
今回もEITの条件を1つずつ数え直してから書いています。
古いカードの条件を確かめておくと、後継カードの立ち位置も分かりやすくなります。
2026年9月19日時点の情報です。
年会費・還元率などの条件は変更されることがあります。
最新情報はJCB公式サイトでご確認ください。
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