「証券口座って、どこも同じに見えるけど、結局どこで開けばいいんだろう。」
そう思って検索している人へ向けて書きます。
先に結論だけ言うと、証券口座は「どこが一番か」ではなく「自分が何をしたいか」で選ぶと迷いません。
NISAで日本株・米国株・投資信託を幅広く手数料なしで始めたい人は、松井証券が候補になります。
日本株を1株単位でその都度買いたい人、クレカ積立を使いたい人は、マネックス証券が候補になります。
アプリ1つで簡単に始めたい人は、DMM 株が候補になります。
証券口座とNISA口座の関係
株を買うには、まず証券会社に「総合口座」を開きます。
NISA口座はその中に追加で開く、税金がかからない特別な枠です。
NISA口座は1人1つの金融機関でしか開けないので、どこで開くかを最初に決めることになります。
この分け方の決め方
先に、分け方をどう決めたかを書きます。
何となく並べたわけではないので、ここを読んでから表を見てください。
何を比べたか。
ネット証券のうち、NISA口座の手数料・積立のやり方・1株単位での買い方の違いがはっきり分かれる3社(松井証券・マネックス証券・DMM 株)を比べました。
FXやCFDのような信用取引中心のサービスは対象から外しています。
何で比べたか。
軸は次の4つです。
①NISA口座の手数料がどこまで無料か
②積立投資のやりやすさ(投資信託やクレカ積立の有無)
③取扱商品の幅
④日本株を1株単位でその都度買えるか
どれも「初めて証券口座を持つ人が、実際に迷う点」から選んでいます。
社名の知名度や、会社の規模の大きさでは並べていません。
いつ確認したか。
情報の最終確認日:2026年9月27日(各社の公式サイト)。
手数料や取扱商品の条件は今後変わることがあるので、申し込む前に必ず公式ページの最新情報を見てください。
この4つの軸で見ると、1社がすべての軸で優れているわけではありません。
松井証券とマネックス証券はどちらもNISA口座の手数料が幅広く無料で、松井証券は投資信託や先物・オプション・iDeCoまで扱う幅の広さ、マネックス証券は日本株を1株単位でその都度買える点とクレカ積立に強みがあります。
DMM 株はNISA口座での手数料は無料ですが投資信託の取扱いがなく、その都度1株単位で買うことはできません(金額を指定した定期買付「つみたてかぶ」でなら単元未満株を持てます)。
そのため本記事では順位を付けず、目的に近いところから読んでもらう形にしています。
証券口座3社の比較表
| 比較の軸 | 松井証券 | マネックス証券 | DMM 株 |
|---|---|---|---|
| NISA口座の手数料 | 国内株・米国株・投資信託とも、NISA口座なら手数料無料 | 日本株・米国株・中国株・投資信託とも、NISA口座なら手数料無料 | NISA口座の国内株・米国株は手数料無料。通常口座は約定ごとの手数料 |
| 積立のしやすさ | 投資信託・iDeCoを扱っている | 投資信託を扱っており、クレジットカードでの積立に対応(還元率は積立額とカード利用額で変わる) | 投資信託そのものの取扱いはなく、金額を指定した定期買付「つみたてかぶ」で積立ができる |
| 取扱商品の幅 | 国内株・米国株・投資信託・FX・先物・オプション・iDeCo | 国内株・米国株・中国株・投資信託・先物オプション・FX・iDeCoまで幅広い | 国内株・米国株・ETF・REIT・IPOなど。株式中心の品ぞろえ |
| 日本株を1株単位でその都度買えるか | その都度の買付はできない(単元未満株は売却のみ対応) | 「ワン株」でその都度1株から買付できる(インターネットからの買付手数料は無料) | その都度の買付はできない。金額を指定した定期買付「つみたてかぶ」でなら単元未満株を持てる |
米国株は、売買手数料が無料でも円とドルを両替するときの為替手数料が別にかかる場合があります。
この表の並び順は、上から良い順という意味ではありません。
目的によって合う会社が変わります。
それぞれの向き・不向きは、このあとの各社の説明に書きます。
NISAで日本株・米国株・投資信託を幅広く手数料なしで始めたい人は|松井証券
松井証券は、NISA口座であれば国内株・米国株・投資信託のいずれも売買手数料が無料になっています。
NISA口座を使わない通常の取引でも、1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料が0円になる仕組みで、25歳以下の人はさらに金額にかかわらず無料です。
取扱商品は国内株・米国株・投資信託に加えて、FX・先物・オプション・iDeCoまで扱っており、幅の広さが特徴です。
「とりあえず証券口座を1つ持って、そこから先は必要に応じて広げていきたい」という人に向いています。
向かない人・見送っていい人。
すでに他の証券会社でNISA口座を開いている人は、NISA口座は1人1口座までしか持てないので、乗り換えの手続きをしてまで移す必要があるかを先に考えてください。
日本株を1株単位でその都度買いたい人は、松井証券は単元未満株の売却しか扱っていないため、次に紹介するマネックス証券のほうが合っています。
株式や投資信託は元本が保証されておらず、値動きによって投資した金額を下回る(元本割れ)ことがあります。
手数料や取扱商品の条件は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。
松井証券|公式サイト
株式や投資信託には元本保証がなく、価格の変動により投資した金額を下回る(元本割れ)ことがあります。
手数料や取扱商品の条件は変わることがあるため、申し込む前に公式ページで最新の内容をご確認ください。
松井証券の総合口座について、サイト内でまとめたページもあわせてご覧ください。
日本株を1株単位でその都度買いたい人・クレカ積立を使いたい人は|マネックス証券
マネックス証券は、NTTドコモグループの証券会社です。
NISA口座であれば、日本株・米国株・中国株・投資信託のいずれも売買手数料が無料です。
ワン株(単元未満株)の売却手数料もNISA口座では無料になっています。
特徴は、日本株を1株単位でその都度買える「ワン株」と、投資信託の積立をクレジットカードで行える「クレカ積立」、中国株や先物オプション・FX・iDeCoまで扱う商品の幅です。
クレカ積立の還元率は積立額とカード利用額によって変わります。
マネックスカードで積み立てる場合、2026年10月の買付分からは、その月の(積立分を除く)カードショッピング利用額が1万円未満だとポイント還元がなくなると案内されています。
「日本株を1株単位で少額から買いたい」「投資信託の積立を、できるだけ手間なく続けたい」という人に向いています。
向かない人・見送っていい人。
クレカ積立の還元率の高さだけを最優先にしたい人は、他社の水準もあわせて比較してから決めることをおすすめします。
また、証券会社のスマホアプリの使い勝手を最優先にしたい人は、実際に使った人の声も確認してから選んでください(私自身はこの3社のアプリを実際に使い比べたわけではないので、断定はしません)。
株式や投資信託は元本が保証されておらず、値動きによって投資した金額を下回り、元本割れとなることがあります。
手数料や取扱商品の条件は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。
株式や投資信託には元本保証がなく、価格の変動により投資した金額を下回る(元本割れ)ことがあります。
手数料や取扱商品の条件は変わることがあるため、申し込む前に公式ページで最新の内容をご確認ください。
最新の口座開設の条件は、公式サイトでご確認ください。
アプリ1つで簡単に始めたい人は|DMM 株
DMM 株は、DMM.com証券が運営する証券サービスです。
NISA口座であれば、国内株・米国株とも売買手数料が無料です。
通常口座は約定ごとの手数料で、最新の額は公式サイトでご確認ください。
最大の特徴は、日本株と米国株の取引を1つのアプリでまとめて行える点です。
初心者向けの「かんたんモード」と、板情報まで見られる「ノーマルモード」を切り替えられるので、慣れてきたら同じアプリのまま本格的な画面へ移行できます。
株式を金額指定で少しずつ買い付ける「つみたてかぶ」というサービスがあり、NISAのつみたて投資枠・成長投資枠で使えると案内されています(対象銘柄は公式サイトでご確認ください)。
投資信託そのものの取扱いはないため、投資信託で積み立てたい人は、松井証券かマネックス証券のほうが合います。
向かない人・見送っていい人。
投資信託で積み立てたい人には向きません。
DMM 株には投資信託そのものの取扱いがないためです。
株式は元本が保証されておらず、値動きによって投資した金額を下回り、元本割れとなることがあります。
手数料や取扱商品の条件、キャンペーンの期限は変わることがあるため、申し込む前に必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。
DMM 株|公式サイト
株式投資は元本保証がなく、購入した株式の価格は変動します。
投資した金額を下回る(元本割れ)ことがあります。
取扱商品や手数料の条件は変わることがあるため、申し込む前に公式ページで最新の内容をご確認ください。
最新の口座開設の条件は、公式サイトでご確認ください。
よくある質問
証券口座は1つしか持てないのですか。
いいえ、証券口座そのものは複数の会社で持てます。
ただし、NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか開けません。
どの会社でNISA口座を使うかは、あとから変更もできますが手続きに時間がかかるので、最初にある程度絞って選ぶほうが手間が少なくすみます。
手数料が無料なら、どこで選んでも同じですか。
NISA口座の手数料が無料という点は3社とも共通していますが、無料になる範囲や、積立のやり方、日本株を1株単位でその都度買えるかどうかは会社ごとに違います。
上の比較表と、各社の「向かない人」の部分を見て、自分の使い方に近いほうを選んでください。
投資をすれば、お金は増えていくものですか。
いいえ。
株式や投資信託は元本が保証されておらず、値動きによって投資した金額を下回り、元本割れとなることがあります。
私自身、25歳から40歳ごろまで株や信用取引、FXで短期売買をしていて、大きく負けた経験があります。
そこから長期のインデックス投資へ切り替えましたが、これは私の過去の話であって、将来の結果を約束するものではありません。
証券口座を選ぶことと、何にどう投資するかは、別の問題として考えてください。
情報の最終確認日:2026年9月27日(各社の公式サイト)。
手数料・NISAの対応範囲・取扱商品などの条件は変わることがあるため、最新の内容は必ず各社の公式サイトでご確認ください。
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