電力会社から届いた封筒を開けたら、また値上げの案内かとため息をつきかけました。
違いました。
「深夜電力プランの新規受付を終了しました」。
オール電化の家では、この一枚が届いたところから選び直しが始まります。
この記事を読み終えると、いま契約しているのがどちらのプランか見分けられるようになります。
比較するときに見る数字も、2つだけに絞れます。
焦らなくても、確認する順番さえ分かれば大丈夫です。
深夜電力プラン、実は「オール電化プラン」と同じではありません
紛らわしいのですが、この2つは別物です。
深夜電力プランは、もともとエコキュートや蓄熱式の暖房機器など、決まった機器のためだけに用意された契約です(2026年8月17日確認)。
ふだんの電気の契約とは別に、もう1本、専用の契約が乗っている形になります。
一方でオール電化プランは、家全体の電気をまとめて1つの契約にする料金プランです。
基本料金が二重にならない分、仕組みとしてはすっきりしています(同)。
同じ「夜が安い」プランでも、契約の作りが違います。
だから、乗り換え先を探すときの探し方も変わってきます。
なぜ「戻れない」のか。新規受付停止が意味すること
ここが、今回いちばん確認したいところです。
多くの電力会社で、この昔ながらの深夜電力プランは、すでに新規の受付を終えています(2026年8月17日時点の一般的な傾向です。契約中の電力会社の最新の状況は、公式サイトでご確認ください)。
背景には、太陽光発電の広がりがあると言われています(2026年8月17日確認)。
昔は夜間に電気が余りがちでしたが、今は昼間にも太陽光の電気が出回るようになりました。
「夜だけ安くする」という前提そのものが、少しずつ薄れてきているわけです。
つまり、受付が終わっているプランを解約すると、同じプランへは戻れないことになります。
新しい料金プランへ切り替えたあとで「やっぱり前のほうが安かった」と気づいても、元に戻せない場合があります。
いまのプランを解約したあとで再契約できるかどうかは、契約中の電力会社に先に確認しておくと確実です。
普段の私なら、迷ったらまず変えてみればいいと考えます。
嫌だったら戻ればいいだけだからです。
正直、行き当たりばったりです。
でも今回は、その前提が崩れます。
戻れない選択だからこそ、動く前に確認する価値があります。
今回は、確認しなくていい人もいます
向いていない人から、先に書きます。
- 今のプランに満足していて、そもそも切り替える気がない人
- 賃貸で、電力会社を選べない物件に住んでいる人
- 今の契約に解約金が残っていて、更新月まで日が浅い人
- 近く引っ越しの予定があり、そのタイミングでまとめて考えたい人
該当する方は、今回は読み進めなくても損はしません。
更新月が近づいたときに、また確認すれば十分です。
該当しない方だけ、この先へ進んでください。
自分のプランを2分で見分ける方法
まず、検針票か、契約中の電力会社のマイページを開いてください。
契約の種別欄に、エコキュートや蓄熱暖房といった機器の名前が入っていれば、深夜電力プランです(2026年8月17日確認)。
ふだんの電気の契約とは別に、専用の契約番号がもう1本並んでいることが多いです。
検針票では、ふだんの契約は「従量電灯」などと書かれています。
逆に、契約が1本にまとまっていて、時間帯ごとの単価だけが載っているなら、すでにオール電化向けの料金プランに入っています。
検針票を捨ててしまっていたり、マイページのログインが分からなくなっていたりする方もいると思います。
その場合は、契約中の電力会社のお客さま窓口に、電話で契約種別を尋ねるだけで済みます。
本人確認のために、住所と契約者名は用意しておくとスムーズです。
ここまでで分かるのは、自分がどちらの立場かということだけです。
どちらでも、この先の話は変わりません。
比較するときに見る、2つの数字だけ
プラン名や会社の数だけ見ると、選ぶのが面倒に感じます。
まず見る数字は、2つです。
1つ目は、夜間の単価。
2つ目は、昼間の単価です。
夜が安い分、昼が高めに設定されているプランもあります(2026年8月17日確認)。
日中に家にいる時間が長い方は、夜の安さだけで決めると、思ったより差が縮むことがあります。
単価のほかに、基本料金と燃料費調整額も請求額を左右します(2026年8月17日確認)。
市場価格に連動して単価が動くタイプのプランもあるので、上限が設けられているかどうかは、申し込む前に必ず確認してください。
比べた結果、いまのままがいちばん安いなら、切り替えないという結論で構いません。
自分の家の条件を確認できたら、次は比較です。
自分の家に合うプランを比較すると、いま住んでいる地域で切り替えられるプランを確認できます。オール電化向けのプランを扱っているかどうかは会社によって違うので、対象になるかはリンク先の表示で確認してください。
私は、オール電化ではありません
正直に書きます。
今の家は、オール電化ではありません。
ただ、電力会社そのものは一度見直したことがあります。
Wi-Fiとセットで乗り換えて、月々の支払いがおよそ2,000円減りました。
……と書くと簡単そうですが、そのときは番号を控えて申し込んだだけです。
戻せると分かっていたから、気軽に動けました。
資格を名乗るつもりはありません。
自分の家計で試した結果と、今回のために調べたことを、正直に書いています。
電力会社を選び直すときの全体の流れは、別の記事にまとめています。
しばおのプロフィールも、別にまとめています。
家計を整える他のまとめも、同じ場所にそろえてあります。
気になったときに、覗いてみてください。

