次の現場の話が出るたびに、同じ問いが戻ってきます。
この働き方を、あと何年続けるのか。
常駐やSESで20年近く働いてきた40代のSEには、そんな時期があります。
外に出る方法はあるのか。あるとしたら、どれなのか。
この記事では、外に出る選択肢を3つに分けて、選ぶための問いを書きます。
数字で見える範囲も、先に確かめておきたいところです。
相談できる窓口の違いは、ITエンジニアの転職エージェント比較で先に見られます。
外に出る選択肢は、3つに分けられる
40代のSEが外に出る選択肢は、変わるものの違いで3つに分けられます。
- 常駐のまま、条件のよい会社へ移る。変わるのは会社と条件です。
- 事業会社の社内SEへ移る。変わるのは働く場所と関わる相手です。
- PMやPMOなど、上流側へ職種を寄せる。変わるのは仕事の中身です。
この分け方は、この記事で作った見分け方です。
公式の分類ではありません。
1つ目は、仕事の内容が大きくは変わりません。
そのぶん、年収や働き方の条件だけを比べればよい選択肢です。
確かめる項目も少なく済みます。
2つ目は、開発の進め方も周りの人も変わる選択肢です。
常駐先ごとに違っていたやり方が、1社のやり方に定まっていきます。
3つ目は、書類の書き方で差がつく選択肢です。
経験を、人数と期間と役割で語れるかどうかが見られます。
変わるものが多い選択肢ほど、動いたあとに確かめることも増えます。
まず、自分がどれを変えたいのかを決めてください。
探す窓口も、そこから絞れます。
常駐のままなら、会社を比べる3点
常駐のまま移る場合は、会社ごとの仕組みを比べます。
名前や規模より、次の3点が分かれ目です。
- 次の現場を決めるとき、自分の希望を出せるのか。
- 現場と現場の間が空いたとき、給与はどう扱われるのか。
- 評価をするのは、現場の人か、自分の会社の人か。
答えを聞いたら、いまの会社と同じ点と違う点を、紙に書き分けてください。
数字で見る、40代のIT転職
厚生労働省が、IT・デジタル人材の調査を公表しています(2024年3月)。
5年以内にIT・デジタル職へ転職した人のうち、40〜54歳でも賃金が上がった人は、ほぼ60%でした。
賃金が上がった人は、ITスキルと、職種が変わっても使える力の両方が高い傾向にありました。
一方で、dodaの登録者のデータでは、2025年の転職者のうち40歳以上は17.5%です。
2022年より3.6ポイント増えましたが、全体の2割には届いていません。
40代の転職は、珍しくはなくなりました。
ただ、多数派になったわけでもありません。
数字は、決める材料ではなく、比べ始める理由として使ってください。
選ぶ前に、紙に書く3つの問い
転職は5回、6社です。
職歴欄の長さなら、たいていの人に勝てます。
人材会社をやっていた時期もあり、動く側と送り出す側の両方を見てきました。
変えてみるのは大事だと、わたしは考えています。
ただ、迷っているときは、迷いの中身を先に書き出すほうが早いはずです。
40代のSEが書く問いは、次の3つで足ります。
- いまの現場で、手を動かしているのか、人と日程を動かしているのか。
- 自分の契約と会社の契約は、いつ更新を迎えるのか。
- 毎月の手取りは、いくらを下回ると困るか。
3つの問いに、すぐ答えが出なくても構いません。
書けなかった問いは、窓口の面談で聞く項目になります。
1つ目の答えが「人と日程を動かしている」なら、上流側へ寄せる選択肢が現実的になります。
「手を動かしている」なら、条件のよい会社へ移る選択肢から比べるのが近道です。
3つ目の数字は、ローンと学費の引き落とし額から逆算できます。
この数字が決まると、面談で聞かれても答えられます。
面談で聞く2つのこと
窓口の面談は、転職を決める場ではありません。
自分の経験の値段を聞く場です。
- 自分と同じ経験の人が、どんな求人に進んでいるのか。
- その求人の年収帯と契約の形は、どうなっているか。
面談の前に、この2つを紙に書いておくと、聞きそびれが減ります。
質問が具体的なほど、担当者も具体的な求人で答えやすくなります。
答えが曖昧なら、別の窓口でも実際に同じ2つを聞いてください。
同じ質問を並べると、窓口の違いが見えてきます。
40代以上を対象にしている窓口は、年代と経験で選べるITエンジニアの相談先にまとめてあります。
動く前に、就業規則で確かめる2点
就業規則を開いて、退職の申し出の時期と、退職金の規程を確かめてください。
在職中の確認は、動く意思の表明にはなりません。
申し出の時期が分かれば、転職先の入社日から逆算できます。
退職金の規程が分かれば、手取りの比べ方も変わります。
今日やるのは、直近3つの現場の書き出し
前に書いた職務経歴書や契約書を開いてください。
直近3つの現場について、役割・人数・期間を1行ずつ書きます。
書けた行が、そのまま職務経歴書の材料です。
3行を並べると、手を動かした現場と人を動かした現場が分かれて見えます。
自分で見分けがつけば、どの選択肢から比べるかは決まったも同然です。
書けた3行を持って相談するなら、40代のSEが使えるIT転職の窓口から選んでください。

