登録フォームを送った翌日、「面談の日程を決めましょう」という連絡が届きます。
面接ではないと分かっていても、何を話す場なのかが見えない。
返信を一晩寝かせてしまう気持ちは、わたしにもよく分かります。
この記事では、薬剤師の転職エージェントの面談で聞かれる中身と、答えを先に決めておく順番を書いていきます。
どの窓口で面談を受けるか決めかねている方は、薬剤師の相談窓口を比べてから面談に進むを先に読むと、迷いが減るはずです。
聞かれるのは、職務経歴・退職理由・希望条件の3つ
転職エージェントの解説を何社分か読み比べました。
面談で確認される中身は、どこもほぼ同じです。
これまでの職務経歴と、辞めたい理由と、次の職場に望む条件の3つ。
薬剤師の場合、職務経歴は「どこで、何をしてきたか」を指します。
調剤薬局かドラッグストアか病院か、門前の診療科は何か。
履歴書の文字をなぞるのではなく、日々の仕事を思い出す作業になる。
「面談」という言葉は、面接より少し軽く聞こえます。
軽いのは字面だけで、予定表からは同じ1時間が消えていきます。
面談は審査の場ではないので、うまく答えなくて構いません
面談は、採用を決める場ではありません。
担当者が求人を選ぶために、読者の事情を聞く時間です。
解説によると、退職のきっかけが前向きでなくても、そのまま応募先へ伝わるわけではないそうです。
担当者が、転職で実現したいことを軸に、応募先へ伝える理由を一緒に組み立てます。
本音を隠すと、合わない求人が届きやすくなる。
だから、整った答えを作って臨む必要はありません。
わたしが勧めたいのは、答えの材料を手元に持っていくことです。
希望条件は、譲れない順に3つまで絞っておく
面談でいちばん時間を使うのは、希望条件のすり合わせです。
ここが曖昧なままだと、求人の良し悪しを比べる物差しがありません。
紹介された求人のどれも、決め手に欠けて見えてきます。
条件を全部並べると、どれも同じ重さに見えてしまいます。
先に3つだけ選んでおきましょう。
- 勤務地と、通勤にかけられる時間
- 働ける曜日と時間帯(家庭の予定も含める)
- 職場の種類(調剤薬局・ドラッグストア・病院など)
給与や休日の希望は、その3つの次に伝えれば足ります。
先に決めた3つが、紹介される求人を絞る軸になるからです。
面談の最初の10分で、軸のある人とない人の差が出ます。
窓口によって、紹介できる求人の種類や得意な地域は違います。
面談の前に窓口ごとの違いを見ておくと、条件の伝え方も決めやすくなるでしょう。
比べてから決めたい方へ
ほかの相談先も候補に入れたい方向けです。
退職理由は、不満を事実に直してから話す
退職理由は、聞かれる中でいちばん言いにくい質問です。
不満をそのまま口にしたら、環境をすぐ変える人に見えるのではないか。
そう心配になるのも自然なことです。
解説でも、不満をそのまま伝えず、言い換えて話すよう勧められています。
ただ、きれいな言葉に飾り直すところまでは要らない。
起きたことの事実に直せば、それで足りる。
| そのまま言うと | 事実に直すと |
|---|---|
| 人間関係が悪い | 相談できる薬剤師が近くにいない時間が長かった |
| 残業が多い | 閉局後の業務が続き、予定した時間に帰れなかった |
| 給料が安い | 仕事の量に対して、評価の仕組みが見えなかった |
右の言い方なら、担当者は次に探すものが分かります。
「相談できる環境」なら複数人で回す薬局を、「帰れる時間」なら営業時間の短い職場を探せます。
不満の言い換えではなく、探す条件の言い換えになっている。
前日までに、手元へそろえておく4つ
面談の前日までに、次の4つをメモにしておきます。
1枚に収まる量で十分です。
- 薬剤師免許の取得年と、これまでの職場の種類・期間
- 先に決めた希望条件の3つ
- 退職理由を事実に直した一文
- 働き始められる時期の見込み
職務経歴書を完成させておく必要はない。
面談で話した内容をもとに、担当者と一緒に仕上げる流れが一般的と説明されています。
その場で作れるものまで、先に作り込まなくていいのです。
面談の場で、こちらから聞いておくと後悔が減ること
面談は、聞かれるだけの時間ではありません。
こちらが窓口を見極める時間でもあります。
次の3つは、遠慮せずに聞いて構いません。
- 紹介してもらえる求人は、どんな範囲から選ばれるのか
- 連絡の頻度と手段は、希望に合わせてもらえるのか
- 気が変わったとき、断るにはどうすればよいのか
最後の質問は、聞きにくいぶんよく効きます。
断り方をすぐ答えてくれる窓口は、そのあとの連絡も同じ調子で進みやすいと、わたしは考えています。
しばおが面談の話を書ける理由
わたしは薬剤師ではなく、薬剤師の転職を紹介した経験もありません。
かつて人材会社をやっていて、自分でも転職活動を5回、6社を渡り歩いてきました。
面談で聞かれる3つの柱は、職種が変わっても共通していると考えて書いています。
薬剤師ならではの現場の話は、各窓口の説明を読み比べた範囲にとどまります。
細かい進め方は窓口ごとに違うので、受ける前に案内を読んでおいてください。
窓口を決める段階の方は、どの窓口にするか決めたいときの比べ方がそのまま使えます。
面談の進め方は窓口によって違い、条件も変わることがあります。
申し込む前に、各窓口の最新の案内をご確認ください。


