スマホの請求明細を、久しぶりに開いたところです。
「これ、何にこんなにかかっているんだろう」と、二度見しました。
同僚に話したら「格安SIMにすれば安くなるよ」の一言でした。
この記事を読み終えると、乗り換えの手順と注意点だけでなく、「安いけど遅い」を避ける選び方まで分かります。
結論から言うと、格安SIMには2つの種類があり、選び方次第で速度の悩みは避けられます。
順番だけの話です。
格安SIMには、実は2つの種類があります
「格安SIM」とひとくくりに呼ばれていますが、中身は2つに分かれます。
ひとつは、大手キャリアから回線の一部を借りて運営する事業者です。
一般にMVNOと呼ばれます。
料金は安く抑えられますが、利用者が集中するお昼の時間帯などに、速度が落ちやすい傾向があります(2026年8月14日確認)。
もうひとつは、大手キャリア自身が運営する、オンライン専用のプランです。
ドコモ・au・ソフトバンクといった会社が、自社の回線をそのまま使わせる形で提供しています(同)。
回線を借りていないぶん、混雑する時間帯の速度低下は比較的起こりにくいとされています(同)。
ただし実際の速度は、エリア・時間帯・端末によって変わります。
同じ「安くする」でも、この2つは仕組みがまるで違います。
だから、どちらを選ぶかで満足度が分かれます。
「格安SIMにしたら通信が遅くなった」という声の多くは、実はこの区別を知らないまま選んだ結果です。
値段だけを見て回線を借りるタイプを選び、あとから昼休みのつながりにくさに気づく、という順番です。
先に仕組みを知っておけば、同じ失敗は避けられます。
回線の混雑で速度が落ちるのが気になる人は、料金の安さだけで選ばなくても構いません。
自社回線のまま安くする選択肢だけ知りたい人は、回線をそのまま安くする条件を見ると早いです。
乗り換え前に、手元にあると早いもの
乗り換えの手続きで必要になるものは、何でしょうか?
主に3つあります。
ひとつめは、本人確認書類です。
運転免許証やマイナンバーカードなど、氏名と住所が確認できるものを用意します(2026年8月14日確認)。
ふたつめは、いまの契約状況の確認です。
契約中のプラン名と、支払い方法(クレジットカードや口座)を確認しておきます。
みっつめは、いま使っているスマホが乗り換え先で使えるかどうかです。
乗り換え先の公式サイトにある「動作確認済み端末一覧」で、機種名を検索すれば分かります(同)。
古いスマホだと、SIMロックの解除が必要になることも。
SIMロックがかかっているかどうかは、契約している大手キャリアのマイページで確認できます(同)。
解除の手続き自体は、マイページ上で数分ほどで完了します(同)。
店頭に行かなくても済む場合が多いので、先に確認しておくと当日の作業が減ります。
以前は、電話番号を引き継ぐための予約番号を、乗り換え元から先に取る必要がありました。
いまは多くの事業者が「ワンストップ方式」に対応していて、その手間が省けています(詳しくは後の章で)。
こんな人は、今回は急がなくて大丈夫です
向いていない人は、次のとおりです。
- キャリアメール(◯◯@docomo.ne.jp等)を今のまま、追加費用なしで使い続けたい人
- 店頭でスタッフに相談しながら手続きを進めたい人
- 仕事の通話品質が何より大事で、少しの不安も避けたい人
- いま使っているスマホが、乗り換え先で対応機種として載っていない人
いちばん上、キャリアメールを最優先したい人は、有料の引き継ぎサービスが使える場合もあります(2026年8月14日確認)。
それでも面倒に感じるなら、今回は見送っても損はしません。
該当しない方だけ、この先を読み進めてください。
手続きの流れ:ワンストップでここまで簡単になりました
該当しなかった方は、ここから手順です。
- いま使っているスマホが対応端末か確認する
- 乗り換え先のオンライン専用プランに申し込む
- SIMカードまたはeSIMが届いたら、開通の手続きをする
- スマホの初期設定をして、通信を確認する
2023年から「MNPワンストップ方式」という仕組みが始まりました。
乗り換え先に申し込むだけで、いまの契約の解約手続きまで進む仕組みです(2026年8月14日確認)。
2026年3月時点で、対応する事業者は28社にのぼります(同)。
以前のように、乗り換え元へ先に連絡して予約番号をもらう手間は、多くの場合いりません。
申し込み画面で「乗り換え(MNP)」を選ぶだけで、あとは仕組みのほうが動きます。
eSIMに対応した端末なら、SIMカードの差し替えも不要です。
届いたその日のうちに、通信を切り替えられます。
乗り換えでつまずきやすい点
つまずきやすい点を、3つだけ挙げておきます。
ひとつめは、電話番号が使えなくなる空白の時間です。
組み合わせによっては、数日ほど電話がつながらない時間が生じることがあります(2026年8月14日確認)。
気になる方は、申し込み前に即日切り替えに対応しているかを確認してください。
ふたつめは、キャリアメールです。
これまでのアドレスは、追加費用なしでは引き継げないことがほとんどです(同)。
仕事や重要な連絡に使っている場合は、先に連絡先の変更を進めておくと安心できます。
みっつめは、SIMロックです。
2021年10月以降に発売された端末の多くは、購入時点でロックがかかっていません(同)。
それより古い端末は、乗り換え前に解除の手続きが要る場合があります。
私が「まず一回変えてみる」を勧める理由
私は数年前、電力とWi-Fiをまとめて見直しました。
結果、月々の支払いがおよそ2,000円減りました。
これは私の家の使い方と、住んでいる地域での話です。
同じだけ下がるとは限りません。
……と書くと立派な話に聞こえますが、やったことは申し込みの手続きを済ませただけです。
嫌だったら戻ればいい。
そう思って、とりあえず動きました。
古いものは、古い時代の仕組みのまま残っていることが多いものです。
これは、あらゆることについて言えると思っています。
スマホの契約も、その代表格です。
人材会社をやっていて、自分でも転職を5回、6社を渡り歩いてきました。
送り出す側と動く側の両方を見てきましたが、感じることは同じです。
変えてみて損をすることは、思っているより少ない。
資格を名乗るつもりはありません。
自分の家計で試した結果だけを、正直に書いています。
ここまでが、乗り換えで気になるところの全部です。
あとは自分の使い方が対象になるかどうかだけなので、自分が向いているか公式で確かめるのが早いです。
しばおのプロフィールは、別にまとめています。
まとめ:安さと快適さのどちらを取るかは、選び方で決まります
格安SIMには、回線を借りるタイプと、大手回線をそのまま使うタイプがあります。
手続きで必要なのは、本人確認書類といまの契約状況、そして端末の対応確認です。
いまはワンストップ方式のおかげで、以前より手間が減っています。
つまずきやすいのは、空白の時間・キャリアメール・SIMロックの3点です。
向かない人の条件に当てはまらなければ、あとは手順に沿って進めます。
比べてみて、今の契約がいちばん良いなら、それも一つの結論です。
無理に変える必要はありません。
家計を整える他のまとめも、同じ場所に置いてあります。
気になったときに、覗いてみてください。