次の部屋の契約書に、サインをしたところです。
不動産会社の担当者から「電気はお客様のほうでご手配を」と言われて、手が止まりました。
それ、自分で選んでいいということです。
この記事を読み終えると、旧居と新居でやることが2つに分かれている理由が分かります。
いつまでに何をすればいいかも、逆算できるようになります。
順番だけの話です。
引っ越しの電気は、ただの「切り替え」ではありません
電力会社を変える話には、実は2つの種類があります。
ひとつは、住所はそのままで会社だけ変える「切り替え」です。
もうひとつは、住所そのものが変わる「引っ越し」です。
この2つ、手続きの向きが違います(2026年8月13日確認)。
今の会社をそのまま新居でも使うなら、話は簡単です。
多くの電力会社は「引っ越し手続き」という窓口を持っていて、旧居の停止と新居の開始を1回の申し込みでまとめてくれます(同)。
ところが、新居を機に会社を変えるとなると、そうはいきません。
旧居の停止と、新居の開始は、それぞれ別の申し込みになります。
同じ会社の中で完結する「切り替え」とは、ここが決定的に違います。
この記事は、後者。
つまり、引っ越しを機に自分で電力会社を選び直す人向けです。
いつまでに、何をすればいいか
結論から言うと、旧居の解約連絡と、新居の契約申し込みは、別々に済ませます。
目安は、引っ越し日の2週間前から10日前です。
遅くとも1週間前までには、両方の申し込みを終えておきたいところです(2026年8月13日確認)。
旧居側は、退去日を伝えて使用停止を申し込むだけなので、そう時間はかかりません。
時間がかかるのは、新居側の会社選びです。
プランを比べて、申し込み画面まで進むのに、思ったより手が止まります。
だからこそ、会社選びだけは先に済ませておくと、あとが楽になります。
新居の使用量に近いプランを比較すると、選ぶ時間そのものが短くなります。
旧居と新居、それぞれで手元にあると早いもの
旧居の手続きで聞かれるのは、契約者名・住所・お客さま番号・退去日です。
検針票か、契約中の電力会社のマイページで確認できます(2026年8月13日確認)。
新居の手続きで聞かれるのは、新しい住所と、使用開始希望日です。
まれに「供給地点特定番号」を求められますが、これは新居側ではなく、備え付けの検針設備や、不動産会社経由の書類に載っていることが多い番号です(同)。
番号がその場で分からなくても、申し込み自体は進められる会社がほとんどです。
分からない項目は、空欄のまま担当者に確認してもらう、という進め方もできます。
- 旧居:契約者名・住所・お客さま番号・退去日
- 新居:新住所・使用開始希望日・(分かれば)供給地点特定番号
2つのリストを見比べると、重なっているのは契約者名くらいです。
だから「まとめて1回で」とはいかないのだと、納得できます。
こんな人は、今回は迷わなくて大丈夫です
向いていない人から、先に書きます。
- 新居でも今の電力会社をそのまま使いたい人(引っ越し手続きだけで済みます)
- 社宅・寮など、電力契約が会社や大家側で決まっている人
- 新居がオール電化で、対応プランが限られる人
- 今の契約に解約金の残債があり、引っ越し日までに払い終わらない人
- 引っ越しまで1週間を切っていて、比較する時間が取れない人
いちばん上、今の会社を続ける人は、そもそもこの記事の出番ではありません。
不動産会社かガス会社に「引っ越し手続き」と伝えれば、それで終わります。
残債がある人、時間がない人は、無理をしなくても大丈夫です。
いったん今の会社で新居の契約だけ済ませて、落ち着いてから比べ直しても遅くはありません。
該当しない方だけ、この先を読み進めてください。
手続きの流れ:旧居の停止、新居の開始
該当しなかった方は、ここから手順です。
- 旧居の電力会社へ、退去日を伝えて使用停止を申し込む
- 新居のプランを比較サイトで探し、使用開始日を決めて申し込む
- 引っ越し当日は、旧居のブレーカーを落とす
- 新居では、入居後にブレーカーを上げれば通電する
立ち会いは、停止・開始とも基本的に不要です。
ブレーカーの上げ下げだけで済みます(2026年8月13日確認)。
ここで気づくと思いますが、1番と2番は別の会社への、別々の連絡です。
片方だけ済ませて安心していると、もう片方を忘れます。
私自身、これで一度、旧居の停止連絡を忘れかけました。
スマホのメモに、旧居用と新居用の2行を分けて書いておく。
それだけで、忘れる確率はぐっと下がります。
申し込む前に、もう一つだけ確認したいこと
新居のプランを選ぶとき、料金プランの中身も見ておきたいところです。
市場連動型というプランがあります。
電気の卸売価格に合わせて、単価が上下する仕組みです。
安く済む月もあれば、跳ねる月もあるので、上限があるプランかどうかは契約前に確認してください(2026年8月13日時点の情報です)。
新居がオール電化だったり、深夜の使用量が多い家庭だったりすると、プランごとの向き不向きも変わります。
迷ったら、まずは今の使用量に近い条件で比べてみるのが早道です。
読める金額で管理したい人は、固定単価型を基準に比べるほうが安全です。
プランの種類も一緒に確かめておくと、新居に着いてから慌てません。
また、新居の住所によっては、比較サイトに出てくる会社すべてに申し込めるとは限りません。
対応エリアは、申し込み画面で新住所を入れた時点で分かります。
まれに、旧居の停止と新居の契約のタイミングがずれて、電気の契約先が一時的に決まっていない状態になることもあります。
その場合でも、電気がいきなり止まるわけではありません。
地域の電力会社が、最終保障として一時的に電気を届ける仕組みがあります。
私が引っ越しのたびに、電気を見直す理由
私は数年前、電力とWi-Fiをまとめて見直しました。
結果、月々の支払いがおよそ2,000円減りました。
これは私の家の使い方と、住んでいる地域での話です。
同じだけ下がるとは限りません。
……と書くと大げさですが、やったことは申し込みの手続きを済ませただけです。
嫌だったら戻ればいい。
そう思って、とりあえず動きました。
引っ越しは、この「まず動いてみる」がいちばんやりやすいタイミングだと思っています。
どのみち新居では新しい契約が要るので、比べる手間そのものは変わらないからです。
人材会社をやっていて、自分でも転職を5回、6社を渡り歩いてきました。
送り出す側と動く側の両方を見てきましたが、感じることは同じです。
環境が変わるタイミングは、条件を比べ直す機会でもあります。
資格を名乗るつもりはありません。
自分の家計で試した結果だけを、正直に書いています。
しばおのプロフィールは、別にまとめています。
まとめ:旧居の停止と、新居の選び直しは、別の手続きです
同じ会社を続けるなら、引っ越し手続きの1回で終わります。
会社を変えるなら、旧居の停止連絡と、新居の申し込みを、それぞれ済ませます。
目安は、引っ越し日の2週間前から10日前。
遅くとも1週間前です。
向かない人の条件に当てはまらなければ、あとは2つのリストどおりに進むだけです。
比べてみて、今の候補がいちばん良いなら、それも一つの結論です。
無理に変える必要はありません。
家計を整える他のまとめも、同じ場所に置いてあります。
気になったときに、覗いてみてください。