夜、スマホで求人を見ていて、手が止まる瞬間ってありますよね。
「日勤」と「隔日勤務」、2つの欄が並んでいて、どちらかを選ばないと先へ進めないときです。
日勤は、毎日少しずつ作る晩ごはん。
隔日勤務は、2日に1回まとめて作るカレー。
どちらが楽かは、料理の腕より、作る人の暮らしの形しだいです。
この記事では、国が決めている勤務時間の上限を並べて、日勤と隔日勤務の差を見えるようにします。
どちらがいいか、の答えは書きません。
応募の前に自分で決める、その材料だけです。
タクシー会社を見比べるところから始めたい方は、ドライバー・タクシーの求人窓口を比べたページが先に役立ちます。
日勤と隔日勤務は、国の決まりで何がちがう?
タクシーの運転者には、働く時間の上限を決めた国の基準があるんです。
厚生労働省の「改善基準」に、2024年4月1日からの数字が出ています。
まず日勤です。
- 1か月の拘束時間は、288時間以内。
- 1日の拘束時間は、13時間以内。延長するときでも、上限は15時間。
- 休息は、継続11時間以上を与えるよう努め、9時間を下回らない。
つぎに隔日勤務です。
- 1か月の拘束時間は、262時間まで。
- 2暦日の拘束時間は22時間以内。かつ、2回の隔日勤務を平均して1回あたり21時間以内。
- 休息は、継続24時間以上を与えるよう努め、22時間を下回らない。
拘束時間は、ハンドルを握っている時間ではありません。
休憩や待機も含めて、会社に拘束されている時間のことです。
隔日勤務には例外もあります。
労使協定があれば、1か月は270時間まで延ばせる。
ただし、年6か月まで。
なので、262時間はそのまま当てはまらない会社もあります。
求人を見るとき、頭の片すみに入れておきたい点です。
体にかかる負担は、どこで差が出る?
上限どうしを割ってみると、働き方の形が見えてきます。
これは私の単純な計算で、実際の勤務表とは違います。
- 日勤は、288時間を13時間で割って、月に22日ほど。
- 隔日勤務は、262時間を21時間で割って、月に12回ほど。
日勤は、毎日の出勤が続く形。
1回が13時間以内に収まる代わりに、出番の数は多くなります。
隔日勤務は、1回が長くて、出番は少なめ。
勤務の翌日が明け休み、というのが基本の流れです。
休息の基準にも差があります。
日勤は継続11時間、隔日は継続24時間。
隔日は、勤務のあとにまるまる1日が空く前提で作られているわけです。
ただ、これは基準の数字。
実際の勤務時間や、仮眠と休憩の取り方は、会社と営業所で違います。
数字から分かるのは、形のちがいまでなんです。
収入のちがいは、数字で言えるの?
ここは、言えません。
どちらが稼げるかは、会社の賃金のしくみで変わります。
走る地域でも、入ってからの月数でも変わるんです。
「50代なら日勤が無難」という話も、書きません。
体力の個人差が大きく、根拠になる数字が見当たらないからです。
代わりに、応募の前に3点を聞いてください。
どれも、会社に頼めば答えてもらえる内容です。
- 給与保障の期間と金額(入って最初の数か月は、どう決まっているか)
- 日勤だけの勤務があるか(隔日と日勤で、募集が分かれているか)
- 入社したあとで、勤務形態を変えられるか(変えられるなら、いつ、どんな手順か)
面接や問い合わせでは、次の文をそのまま使えます。
日勤と隔日勤務それぞれの給与保障の期間と金額を、書面で教えていただけますか。あわせて、入社後に勤務形態を変えられるかも教えてください。
3つ目は、とくに大事です。
あとで変えられる会社なら、最初の選び方に失敗しても取り返せるからです。
50代の体で、どう決めればいい?
決めるときに、私なら3つ自分に問います。
- 寝る時間が崩れた翌日に、何時間で戻れるか。
- 家族の生活のリズムとぶつからないのは、毎日の出勤か、2日に1回の長い勤務か。
- 通勤に使える時間と手段は、早朝や夜中にも使えるか。
どの問いにも、正解はありません。
自分の毎日に当てはめて、紙に書いてみるだけで十分です。
寝不足の翌日がどれだけこたえるかは、カレンダーより体のほうが正直です。
徹夜明けでも平気な顔ができたのは、たいてい若いころの話。
だから、私ならまず回復の速さを確かめます。
私が大事にしているのは、戻れる条件を先に確かめてから動くこと。
日勤で始めて合わなければ、隔日へ変えられるか。その逆はどうか。
この答えが書面で出てくる会社なら、どちらから始めても怖さは半分です。
求人窓口の違いは、タクシーの求人を比べて選ぶページで見比べられます。
求人を見るだけなら、応募とは別の話です。
しばおが、数字と聞き方だけを書いた理由
1974年生まれの団塊ジュニアです。
かつて人材会社をやっていて、自分でも5回転職して6社を渡り歩きました。
タクシーを運転した経験は、ありません。
法律の資格も、持っていないんです。
だから、働き方の良し悪しや収入の見込みは書きません。
国の基準の数字と、会社への聞き方に絞りました。
運営者の経歴は運営者プロフィールのページで確認できます。
聞くことが決まったら、次はタクシーの求人窓口を選ぶ手順のページへどうぞ。
勤務時間の基準や会社の条件は、変わることがあります。
申し込む前に、厚生労働省と会社の最新の表示をご確認ください。



