スマホの料金を見直そう。
そこまでは決めたのに、どこにするかで止まりました。
私も同じところで一度止まっています。
候補が多いというより、比べる物差しが手元になかった。
そもそも、どこを見て決めればいいのか?
白状すると、私は明細を開くまでに三日かけました。
このページでは、携帯会社を4つのかたちに分け、乗り換え先を決めるときの軸を整理しました。
携帯会社は、大きく4つのかたちに分かれます
総務省は、携帯ブランドを2つの軸で分けています。
通信の設備を自社で持っているかどうか。
それと、対面のサポートがあるかどうかです。
この2つで切ると、選択肢は4つに収まります。
会社の名前を数えるより、ずっと見通しがよくなります。
広告で見かける社名は、数え上げるときりがありません。
けれど、仕組みのほうは4通りしかない。
比べたのは、総務省が携帯ブランドを分けている4つのかたちです。
会社の名前ではなく、仕組みで分けたものになります。
会社は入れ替わりますが、かたちのほうは長く残るからです。
軸は4つにしました。
対面で相談できるかと、混み合う時間の速度。
それに、いま効いている割引の扱いと、料金の水準です。
| かたち | 対面のサポート | 混み合う時間の速度 | 家族割・セット割 | 料金の水準 |
|---|---|---|---|---|
| 大手のメインブランド | 店舗が多く手厚い | 自社の設備で運ぶ | 割引がひととおりそろう | 高い傾向 |
| 大手のサブブランド | 店舗で相談できる | 自社の設備で運ぶ | 看板をまたぐと適用が変わる | 中くらい |
| 大手のオンライン専用プラン | 原則なし。有料で店頭の申込サポートを持つものもある | 自社の設備で運ぶ | ブランド間の家族通話無料は適用されない | 中から低め |
| 設備を借りている会社(格安スマホ・格安SIM) | 店舗は少なく、やりとりはオンラインが中心 | 昼休みや通勤の時間帯に落ちる場合がある | 大手の割引からは外れる | 低い |
表の並びは、料金の高いほうから順にそろえただけです。
上から順に良いという意味ではありません。
もう1つ、先に断っておきます。
私はこの4つを全部使い比べたわけではありません。
ですから、表に書いたのは仕組みとして言える範囲だけになります。
料金の水準は、使う量と割引の組み合わせで動きます。
ここには金額の線を書いていません。
実際の額は、各社の最新の料金表でお確かめください。
3つめのかたちが気になるなら、オンライン専用プランに移ると何が起きるかを読むと、申し込みの流れと注意点まで先に分かります。
ここに書いた性質は2026年8月29日に確認したものです。
各社の条件は変わります。
申し込む前に、それぞれの最新の案内でお確かめください。
どのかたちを選んでも、電話とインターネットは使えます。
変わるのは、困ったときの相談先と、月々の負担のほうです。
4つのかたちは、どこが違うのか
大手のメインブランド
設備を自社で持つ会社が、そのまま看板にしているかたちです。
店舗が多く、困ったらその場で相談できます。
総務省も、サポートが手厚いブランドは料金が高い傾向にあると書いています。
払っているのは通信だけではありません。
大手のサブブランド
同じ会社が、別の看板で出している軽いほうのかたちです。
店舗でも相談でき、料金はメインより下がります。
ただし、看板が変われば割引の扱いも同じではありません。
総務省は、ブランドをまたぐと家族通話の無料が適用されないと注意しています。
大手のオンライン専用プラン
手続きをインターネットで完結させる代わりに、料金を下げたかたちです。
回線は大手の設備をそのまま使う形になります。
そのため、借りているかたちとは混雑時の事情が違います。
原則として対面のサポートはありません。
ahamoのように、店頭での申込みを有料で手伝う仕組みを持つものもあります。
設備を借りている会社
大手から回線を借りて、そのぶん安く出しているかたちです。
格安スマホ、格安SIMと呼ばれているのはこちらになります。
店舗は少なく、やりとりはインターネットが中心です。
総務省も、昼休みや通勤の時間帯は速度が落ちる場合があると書いています。
乗り換え先を決める4つの軸
かたちが4つに分かれたら、次は自分の暮らしに当てます。
見るのは、表に並べた4つです。
- 対面で相談できる場所が要るかどうか
- 混み合う時間に速度が落ちても平気かどうか
- いま効いている家族割やセット割を手放せるかどうか
- 月々をどこまで下げたいのか
1つめは、いちばん後戻りしにくい軸です。
店頭で相談する前提の暮らしなら、料金だけで選ぶと続きません。
設定や機種変更を自分でやってきた方なら、ここは外して構いません。
逆に、これまで一度も自分で触っていないなら、正直に要ると答えてください。
2つめは、使う時間帯で答えが変わります。
昼休みに動画を見る、通勤の電車で仕事のやりとりをする。
そういう使い方なら、設備を借りているかたちは向きません。
3つめは、いちばん見落とされます。
本体の料金が下がっても、割引が外れると差し引きで増えることがあるからです。
4つめは、最後でいい。
ここから決めると、相談先も速度も後回しになって、結局また戻すことになります。
4つのうち、いちばん動かせないものから決めてください。
たいていは1つめか、3つめになります。
順位は付けていません。
料金は使う量と割引の組み合わせで動くので、誰にとっても1位という並びを作れないからです。
そのかわり、軸は長く使えます。
料金表が入れ替わっても、決め方までは変わりません。
申し込む前に、いまの契約で見る7つのこと
総務省は、乗り換え元で確かめることを一覧にしています。
先に見ておくと、あとで戻る手間が減ります。
- 契約の期間が決まったプランかどうか(途中でやめると違約金が出ることがあります)
- 家族割や固定回線とのセット割で、いくら引かれているか
- その割引が外れたとき、家族や固定回線の側に影響が出ないか
- 端末代金の分割払いが、いくら残っているか
- 使っているオプションと、その解き方
- SIMロックを外す手続きが要るかどうか
- 携帯料金との合算払いと、たまっているポイントの行き先
4つめでつまずく方が、いちばん多い。
残債は乗り換えても消えず、支払いだけが残ります。
2つめと3つめは、家族の契約とつながっていることがあります。
自分ひとりが抜けたつもりでも、残った側の割引が薄くなる場合がある。
7つとも、いまの会社のマイページで確かめられます。
電話をかける必要はありません。
手続きは、乗り換え先へ申し込むだけで進みます
電話番号はそのままで構いません。
いまは、乗り換え先のサイトで申し込むだけで手続きが進みます。
申込みの途中でいまの会社のページへ自動で移り、解約が済むと戻ってきます。
以前のように、予約番号を先に取る必要はありません。
ただし、これは両方の会社が対応している場合に限ります。
対応していない相手なら、これまでどおり予約番号の発行からです。
メールアドレスは、有料の持ち運びサービスで残せます。
申し込める期間は会社ごとに違い、解約と同時のところも、解約後31日以内のところもあります。
端末は、そのまま使えることが多い。
2021年10月以降に発売された機種なら、SIMロックは原則かかっていません。
それより前に大手で買った機種は、解除の手続きが要ることがあります。
解除しても、電波の周波数が合わずにつながりにくいことがあります。
乗り換え先が公開している動作確認の一覧で、自分の機種を先に探してみてください。
ここだけは、申し込む前でないと確かめられません。
ここまでの3つが、乗り換えでつまずく場所のほぼ全部です。
番号と、メールと、端末。
順番に潰しておけば、あとは画面の案内どおりに進みます。
乗り換えないほうがいい方もいます
次に当てはまるなら、今回は見送りで構いません。
- 家族割や光回線とのセット割で、すでに月々が下がりきっている方
- 店頭で相談できないと不安な方
- 仕事の電話やビデオ会議が途切れると困る方
1つめの方は、割引が外れると差し引きで高くなることがあります。
手を付ける前に、いま引かれている額を数えてください。
2つめと3つめは、お金では取り返せない部分です。
月に千円下がっても、仕事の電話が途切れれば割に合いません。
見送るのも、ひとつの結論です。
調べたうえで残ると決めたのなら、それは放置とは違います。
私は一度動かして、それきり戻していません
私は電気とインターネット回線を一度だけ乗り換えました。
月々はおよそ2,000円下がり、そのあと元へ戻したことはありません。
使い方も住んでいる場所も人それぞれなので、同じだけ下がるとは限りません。
それでも、嫌なら戻せばいいと思って動かしました。
古い仕組みは、古い時代の事情のまま残ります。
一度も見直していない契約ほど、差が開いているものです。
私は通信の資格も、お金の資格も持っていません。
書けるのは、公開されている決まりと、自分で確かめた範囲だけです。
運営者しばおのプロフィールを見る
今日のうちにできること
まず、いまの請求の明細を開いてください。
見るのはプラン名と、月々の合計と、引かれている割引の内訳です。
この3つが分かれば、4つの軸に当てられます。
会社を決めるのは、そのあとで間に合います。
家計をまとめて整えたい方は、家計を整えるまとめページもあわせてどうぞ。
この記事の内容は2026年8月29日に確認しています。
制度と料金は変わります。
申し込む前に、各社の最新の表示をご確認ください。

